2013年6月22日土曜日

「ラクして痩せる」――人の弱味につけこむ、なんと欺瞞に満ちたエグイ商法だろう。

森公美子の“ロングブレス”発言が気づかせたダイエット業界のタブー

本当のことや当たり前のことを言っただけなのに、大きな反響を呼ぶ――。それが森公美子のロングブレス騒動だ。今最も人気のあるダイエット法である美木良介が考案したとされるロングブレスダイエット。息を3秒吸って7秒で吐く。その手軽さと、テレビ番組『中居正広の金曜日のスマたちへ』(TBS系)が大きく取り上げたことから大流行中。美木のロング関連本・DVDも売れに売れ、俳優としては埋もれかけていた美木を見事復活させたことも注目された。

 そんなロングブレスに挑戦したのが森だった。結果、108.2キロあった体重が8カ月で28.6キロ減ったという。もちろんこれも番組企画として『金スマ』で放映された。しかし――。森は突如としてロングブレスに疑問を呈し始める。自身のブログで「呼吸で痩せたらノーベル賞」「食事制限と運動ですよ!」と書き込み始めたからさあ、大変! 結構な騒動になってしまったのだ。以上が事の顛末である。

 でもさ。これって本当のことでしょ。これまで多くのダイエット法が考案され、そして消えていった。なぜなら「これだけやっていれば絶対にすぐ痩せる」ってなことはあり得ないから。そんなことは過去の数々のダイエット法でも証明済みであり、皆わかっているはずだ。が、それでも新しいものが出ると飛びついてしまうんだよね。その心境は「いかにラクして痩せるか」。よーくわかる。

確かに呼吸は大切だ。ヨガだってピラティスだって呼吸が鍵だったりする。ある程度の効果はあるだろう。でも「それだけで」は痩せない。物すごく運動してもバカ食いしたら痩せるはずはない。いや普通に食べていても痩せない。森もロングブレスと並行し、炭水化物は昼ちょこっと摂るだけで、夕飯は午後6時までに済ませる。サプリも併用して、腹筋100回、5~10キロのウオーキング。確かに涙ぐましい努力である。これだけやれば、別にロングブレスでなくても痩せるだろう。そもそも美木自身、妻の食事管理の下、鶏肉はささみしか食べない、なんて食事にも気を使っていることを明かしている。ロングブレスだけでは痩せない、維持できない。継続すればある程度の効果はあるだろうが、それも数キロ程度だろう。後は食事と運動!

 しかしその努力は番組では放映されることなく、全て美木のロングブレスの功績とされた。納得がいかないのは当然だ。納得いかないのに、結果、美木のロングブレス宣伝にも加担したことにもってしまう。普通の芸能人ならこうした“利権”にうまく乗っかろうとするだろう。だから本当のことを言わない。しかし森は違った。「ロングブレスだけでは痩せない」と真実を語ったのだ。

 当然の事実が大きな反響を呼んでしまう。そこには番組制作サイドに意図と、ダイエットという巨大マーケットが控えている。ロングブレスだけでは痩せない。食事制限や運動も不可欠――。こんな事実を明かしてしまえば、ロングブレスの人気も落ちる。視聴率も落ちる。美木の書籍売り上げも落ちる。金儲けができなくなる。関係者の旨みがどんどんなくなる。そういうことだ。ラクして痩せるなんて所詮は幻想でしかない。

 「ラクして痩せる」――人の弱味に漬け込む、なんと欺瞞に満ちたエグイ商法だろう。人々の「痩せてキレイになりたい」願望を手玉にとったお金儲けであり、巨大利権でもある。その証拠に「ラクに痩せられる」といったサプリやダイエット法が出現しては消えていく。本当にそんな素晴らしいダイエット法やダイエット食品が存在するなら、世の中には肥満は存在しないはずだ。でも現実は違う。新たなダイエット法、食品が次から次へと出現し、また消えていく。相当儲かるのだろう、それが延々と続いているのが現実だ。ロングブレスだって、数年後には「そんなの、あったね」的存在となるに違いない。それに一石を投じたのが、今回の森公美子だったのだ。
 ダイエット――。飽食の現代社会において、永遠のテーマには違いない。しかしそこには、“ラクをしたい”という人間の弱さに漬け込み、巨大マーケットを狙う有象無象がひしめいている。やっぱりダイエットはひたすら努力と意識改革あるのみ。そんな当然のことがまるでタブーとなり、大騒動になってしまう。ダイエット業界の恐ろしさ、闇を教えてくれた一件でもあった。

引用ココマデ


『私はこれまで12回もダイエットに成功しました』

そんなネタがある。

リバウンドした時点で失敗なんだけどね。

その時点でノーカウント。


イントラというお仕事をやり始めてすぐにわかったこと。

『ラクしてやせようなんて人間に、結果が出せるはずがない』

なんでもそうだけど、才能がないのなら地道に努力するしかない。

もともと美しい体型の人以外は、自己管理しないと結果が出せない。


僕は『やせていないから醜い』とは思わない。

『地道な努力をしないから醜い』とは思う。

変化しないなりに地道な努力を重ねる姿は美しい。

見た目が変わらなくても、触感がたまらなくなる。


そして、いつのまにか見た目も美しくなってくる。


「よくそんな言い訳を思いつくものだ」

できない理由を捏造する人の言葉を聞いて、感心することがある。

「やりたくないからしない」なら潔い。

「やりたいんだけど、~だからできない」は、好きになれない。


安易な方向に走ってばかりだと、自己肯定感が低下し続けるんじゃ?

頑張っていない自分を肯定できるほど、楽天的ならいいのだけれど。

少なくとも僕自身は、頑張っている自分エロイ派。

だから、僕のメンバーさんにも頑張って欲しいと願っている。


頑張りすぎる人には、「頑張りすぎないでね」って言ってるけどね。


何年も教えていると、挫折した人と継続できた人の差に唖然とする。

継続できた人たちの自信に満ちた明るい顔を見ると安心する。

僕自身、もっと頑張ろうって思う。

僕の体型が年々整っていっているのも、メンバーさんのハゲみになるらしい。


というわけで、今日もエクササイズにハゲもう。