2021年7月30日金曜日

首をほぐすうつぶせでの腕引き、腰をほぐすうつぶせでの脚引き。

 腕引き、脚引きともに、うつぶせのほうが効果的です。しかし、気をつけねばならない点は、あおむけよりも多くなります。


うつぶせでの腕引き

うつぶせの脚引き

各地の講座にて、うつぶせでの腕引き・脚引きの解説をしていく予定です。

今後の予定です。

7月31日(土)下関集中講座 → 詳細

8月1日(日)機能運動学大牟田サークル → 詳細

8月6・7・8日(金・土・日)東京集中講座 → 詳細

2021年7月27日火曜日

腰の緊張をゆるめる~脚を長く伸ばす

  お腹が出て腰が緊張しているとき、脚が短縮していることがあります。脚を長く伸ばすとお腹が引き締まり、腰の緊張が抜けます。

脚を長く伸ばす

 股関節から脚を引き抜く意識で脚引きをする派もありますが、私は頭蓋骨から半身全体をやさしく引くように奨めております。施術者の緊張はすぐに相手に伝わってしまい無効化してしまうので、脱力して姿勢を正し、姿勢の力で引くようにしなければ効果は得られません。

 各地の集中講座で指導してまいります。

今後の予定です。

7月31日(土)下関集中講座 → 詳細

8月1日(日)機能運動学大牟田サークル → 詳細

8月6・7・8日(金・土・日)東京集中講座 → 詳細

2021年7月26日月曜日

首肩をほぐす~腕を長く伸ばす

 各地の集中講座で、コロナウイルス対策をした上で「腕を長く伸ばす」という手技をお伝えしております。

腕を長く伸ばす

 このタイプの手技は、動画や静止画や文字情報などでは伝わらないように思います。実際に引っ張ってもらうことで、施術者の姿勢や体の使い方によって効果がまるで変ってしまうということを知ることができます。

 手首の詰まり、肘の詰まり、肩の詰まり、首の詰まりは、腕が長く伸びることで解消することが多いものです。手技を身につけるにはそれなりの練習量が必要ですが、積み重ねていくと応用が効くようになります。

今後の予定です。

7月31日(土)下関集中講座 → 詳細

8月1日(日)機能運動学大牟田サークル → 詳細

8月6・7・8日(金・土・日)東京集中講座 → 詳細


2021年7月21日水曜日

筋肉がほぐれにくいのは、施術者の緊張が受術者に伝わってしまうからという場合が多いようです。

 筋肉をほぐそうとして施術しても、筋肉がほぐれるどころか、ますますガチガチに固まってしまうという結果になってしまうことがあります。これは、施術をする側の緊張が施術を受ける側に伝わってしまうからという場合が多いようです。つまり、まず最初に施術者自身が緊張をほぐしておかないといけないということになります。施術者を目指す人の中には、過緊張で自身の体調を悪化させていたという人がおられます。現在進行形で、過緊張をほぐせてない人も多いかと思います。

 安部塾では、自分で自分の筋肉をほぐす技術を学ぶことを奨めております。他者の緊張をほぐせるレベルに達するということは、最低限、自身の過緊張程度は自身でほぐせるということだと考えております。逆説的になりますが、他者の過緊張に触れることで「適正緊張と過緊張の違い」を理解することで、自身の過緊張をほぐせるようになり、他者の過緊張をほぐすお手伝いができるようになるということになります。

7月22・23・24日の、大阪・名古屋・神戸での集中講座で解説いたします。

☆大阪集中講座

7月22日(木)

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☆名古屋集中講座

7月23日(金)

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☆神戸集中講座

7月24日(土)

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2021年7月16日金曜日

ガチガチに固まった筋肉をやわらかくする。手技療法による体ほぐし・伸ばし。

 7月の大阪・神戸・名古屋の集中講座は、手技療法による体ほぐし・伸ばしの実技解説をいたします。「なぜ、筋肉がガチガチに固まってしまうのか?」「どのようにしたら『ふわふわの筋肉』になっていくのか?」について、詳しく説明いたします。筋肉がガチガチに固まっていまう=筋肉が過剰緊張状態になったままになってしまうと、心身両面に悪影響が出てまいります。

体伸ばし

 ガチガチに固まった筋肉をいきなり強い力で押したり揉んだりするのは、少し考えたら「やってはいけないこと」であるのはすぐにわかると思います。多くの場合、筋肉が固まっている理由は、不安や怒りなどの緊張による随意的な抵抗によるものです。そこに強い刺激を与えればどうなるかなんて火を見るより明らか(きわめてはっきりとしており、疑いようのない)です。

 手技療法に限りませんが、触れる側の緊張は、触れられる側にストレートに伝わります。緊張が伝達することで緊張がほぐれることはあり得ません。触れる側自らが深いリラックス状態にないと、触れられる側をリラックス状態に誘導することはできません。体を伸ばせていない人に触れられるとさらに緊張が高まり、体を伸ばせている人に触れられると(相性が良ければ)リラックス状態が訪れます。

 突き(パンチ)でいうところの「浸透する力」を使えば、極軽いタッチで内部に圧を浸透させることができます。結果的に、触れられる側だけでなく、触れる側の体調もよくなります。

 7月の大阪・神戸・名古屋の集中講座は、触れる側の姿勢のつくり方を中心に、「緊張せずに他者に触れる技術」について解説していきます。

☆大阪集中講座

7月22日(木)

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☆名古屋集中講座

7月23日(金)

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☆神戸集中講座

7月24日(土)

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2021年7月14日水曜日

同側で体をつないで楽に動く

同側で体をつなぐ

 例えば、うつぶせで右腕と左脚を浮かせるとき、対角線でつないでいる人は右腕と左脚を浮かせるというそのままの指示を自分に出していると思います。安部塾では、同側を意識するため、右脚が床のほうへさがりながら右腕が浮いていき、左腕が床のほうへさがりながら左脚が浮いていくというように指示を出します。

 片脚立ちやY字バランスも同様で、右脚支持であれば右腕をつないでバランスをとることで左脚を浮かせていきます。

 同側で体をつなぐことで姿勢が安定し、楽に動けるようになります。その上で、対角線連鎖を使うことで、素早い動きや軽い動きをすることができます。

 この考え方は、手技療法における筋ほぐし・伸ばしにおいても重要です。7月22~24日の関西での講座で詳しく解説いたします。

☆大阪集中講座

7月22日(木)

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☆名古屋集中講座

7月23日(金)

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☆神戸集中講座

7月24日(土)

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2021年7月8日木曜日

「外見だけは力のあるふりをする。自分の弱い所を隠すために、逆に強がった様子でふるまう。」薄っぺらいことを偉そうに発信してみても、よい結果にはつながりません。

 他者をやたら見下す態度をとる人を観察してみると、その人自身のネガティブ(否定的)感情から逃げ出しているのがすぐにわかると思います。ネガティブな感情と向き合わず、、そこから逃げようとしてしまったがために、他者を見下すことでしか心の安寧を得られなくなってしまうのではないかと思います。

 例えば、怒りですが、「第二次感情」とされています。怒りは何もないところから生まれることはありません。「第一次感情」とされる「孤独感・寂寥感」「悲哀」「不安感」が溢れたときに生まれます。根源に、怒りとは別の感情があるとされます。クレーマー、~警察、「反~」、その他の方々の怒りの根源を観察してみると、いろんな感情が交錯しているのがわかると思います。

 感情は、生存のための反応的プログラムだとされています。感情が起こらないようにするのは困難です。反応として湧いてきたプログラムに、自分で身勝手な解釈をしないことが大切だと考えられています。

 過剰な筋緊張があると、「現在、この場所」に起きている不快な身体感覚と、過去の嫌な思い出や、将来への不安を結びつけてしまいがちとなり、負の感情が無限連鎖的に増幅され続けていきます。それに伴い、筋緊張レベルもより高くなっていきます。そして、虚勢を張るようになります。

 虚勢とは、「外見だけは力のあるふりをする。自分の弱い所を隠すために、逆に強がった様子でふるまう。」ことです。「自分の弱い所を隠して、外見だけは威勢のあるふりをする。からいばりをする。」ようになるのです。

 当たり前のことですが、結果を出せていないことをいちばんよくわかっているのは自分自身です。だから、わざわざ外に向けて、上から目線の態度で発信することになるのです。私の友人が、「薄っぺらいことを偉そうに発信する方、好きになれないです。」と言っていました。「私も同じく」と応えました。ペラッペラなのは、その姿を画像で一瞥しただけですぐにわかります。映像ならなおさらです。発する言葉が上から目線であればあるほど、単純に嫌われてしまうことになります。

 そして、虚勢を張った結果として嫌われることで、ほんとうの意味での自信がガリガリと削られていきます。そうすると、派手さだとか豪華さだとか、そういった小手先の演出に頼ることになります。重厚な人が派手にしたりとか豪華にするのは観る者の好感を得るのですが、薄っぺらい人が派手にしたりとか豪華にすると、観る者に激しい嫌悪を感じさせることになります。

 私は、自分のネガティブ感情に向き合うということは、自分の過剰な筋緊張に向き合うことだと考えております。過剰な筋緊張を適正化していくことが王道だと思います。

 明日からの東京集中講座で、物理サイドからの筋緊張適正化の解説をいたします。

☆東京集中講座

■7月9・10・11日(金・土・日)

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2021年7月7日水曜日

体をほぐす=筋肉の余計な緊張をぬくと、楽に動けるようになり、姿勢も改善します。

 体が重力に負けて潰れてしまうと、筋肉がガチガチに固まってしまいます。首が潰れて肩があがってしまうことで、筋肉が過剰に緊張することになってしまうためです。固まった筋肉によって、さらに体が重力に負けてしまうことになり、悪循環から抜け出せなくなります。こうなると、感覚もおかしくなってしまうため、よかれと思って行なう様々な対処法によってますます筋肉を固めてしまうという展開となります。

 筋肉の緊張をぬく方法として、手技療法やストレッチングがありますが、やり方を間違えると逆効果となります。手技療法やストレッチングには、想像以上に繊細な技術と、高度な知識レベルが要求されます。自己流で数年間やった人たちの末路を少し観察してみれば、その意味がすぐに理解できるかと思います。感覚をおかしくしてしまうことは、とても恐ろしいことです。

 実際に筋肉をガチガチに固めている人が、どのような選択をするのかを観察してみると、高確率で「より筋肉を固める方向」での選択を繰り返すのがわかります。「頑張っている感があるやり方」が正解だと感じてしまうからです。「やっている気がしない」のが正解なのですが、生涯一度も正解を出したことがない人も多く、難しい問題となっているようです。

 野球でのホームランやボクシングでのKOの経験がある人はすぐにわかってもらえると思うのですが、「何の手応えもない」のがクリーンヒットの特徴です。関節の角度や筋出力のタイミングがうまく噛み合ったときは、「あれ?」というくらい「やった気がしない」ものなのです。協調運動が苦手な人が筋肉の余計な緊張を抜くことができないのは、よく見かける光景です。

 いままでやってできなかったことを、これまでと同じようにやっても、できるようにはなりません。同じ間違いを繰り返すだけです。「正解以外の動きをしない=不正解の動きをしない」という修正をきちんと入れていかないと、老化とともにますます動きも姿勢も崩壊の一途を辿る結果となります。トッププレイヤーほど、正しい意味でのリラックスとフォーム(型)のチェックに余念がありません。パッとしない人ほど、気分の高揚にばかり目を向けて、フォームを軽視しているものです。

 フォームの軽視が筋肉を過剰に緊張させ、筋肉の過剰緊張がフォームを崩壊させるという負の連鎖が感覚をおかしくしてしまい、おかしくなった感覚が評価を狂わせてしまうという展開となります。筋肉がガチガチに固まっていると、「やります宣言」ばかりを繰り返して、何の結果も出せないという哀しい人生のまま終わってしまう確率が爆上りするように思います。「やっている感」はあるので、「できてる」という錯覚をしてしまいがちなのですが、客観的にはまったくできていないものなのです。

 しょっちゅうあちこちを傷めているとか、いつも何かしらの不調を訴えているとか、そんな人に限って謎の上から目線となりがちなわけですが、その理由も過剰な筋緊張にあると考えられています。当たり前のことですが、深いリラックス状態にある人は、他者に対するマウンティング行為(「自分の方が優位」と思いたいがゆえに、「私の方が他人よりも幸せである」と一方的に格付けし、自分の方が立場は上であると主張し、更にそれをアピールする)をしません。する必要がないからです。

 しょっちゅうあちこちを傷めているとか、いつも何かしらの不調を訴えているとか、そんな人に限って謎の上から目線で他者にアドバイスや説教をしたがるのは、ほんとによく見かける光景だと思います。そんな人の首や肩の緊張を観察してみると、「あぁこれはダメだな」というのがすぐにわかると思います。そもそもの表情がしんどそうなので、観察するまでもないかもしれませんが。

 負の連鎖に陥らないためには、自分が抱えている筋肉の過剰緊張状態を正しく認識し、適切な対処をする必要があります。7月の安部塾は、体をほぐす=筋肉の余計な緊張をぬくということに集中していこうと思います。 


7月の各地の集中講座で、体のほぐし方について解説してまいります。


☆東京集中講座

■7月9・10・11日(金・土・日)

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2021年7月5日月曜日

環椎後頭関節を自由にした状態で、「伸びる力」で出力すると、楽に動けます。

 昨日は、大牟田機能運動学サークルでした。

リラックスできると、体が安定するというお話をしました。

大牟田

同側で腕脚を使うと安定し、逆側で使うと不安定になるというお話も。

大牟田

足底から乳様突起を遠ざける~環椎後頭関節を自由にすることから始めるというお話。

大牟田
環椎後頭関節を自由にした状態で、「伸びる力」で出力すると、楽に動けるというお話。

大牟田

7月の各地の集中講座で、たくさん解説してまいります。


☆東京集中講座

■7月9・10・11日(金・土・日)

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2021年7月4日日曜日

肩の力を抜く=脊柱を長く伸ばす→姿勢がよくなる

 昨日は、下関集中講座でした。「肩の力を抜く」をテーマに解説いたしました。

基本となる乳様突起の引きあげから。

乳様突起の引きあげ

定番の動きで脊柱を長く伸ばしていきます。

体側をひらく

連続参加者の改善ぶりに、満足しております。正しい努力は裏切りませんね。

本日は、大牟田で解説いたします。ひさしぶりなので、とても楽しみです。