2022年1月26日水曜日

オミクロン株流行のため参加人数が減りましたが、各地のワークショップは感染予防しつつ実施いたします。

  オミクロン株が流行しており、さまざまな理由で参加できないということで、参加人数が減ってしまいましたが、予定通りに各地のワークショップを開催いたします。せっかくなので、内容充実でいきたいと思います。

☆大阪ワークショップ 
■1月27日(木)→ 詳細

☆名古屋ワークショップ
■1月28日(金)→ 詳細

☆神戸ワークショップ
■1月29日(土)→ 詳細

☆新宮校ワークショップ
■1月30日(日)→ 詳細


2022年1月22日土曜日

お腹が平らな人の立ち姿は魅力的です。うつぶせで反りながらコアを使うことで平らなお腹になります。

  お腹を凹ませたいときに思いつきがちなのが上体起こし系の腹筋運動ですが、結果は出にくいと思います。お腹が凸っている理由の多くは内臓のはみ出しであり、身体の前側がつぶれているか、下腹が抜けて腰が反り過ぎているか、そんなところです。特徴として、あごを引くことができません。あごを引こうとするとうつむいた状態になっていまい、目線が下がってしまいます。つまり、改善されません。

うつぶせで首の後ろを長く伸ばす

 これに対し、上図のようにコアを使ってお腹を平らにしながら首の後ろ側を長く伸ばすと脊柱が長くなるので結果を出せます。
うつぶせのバックエクステンション

 さらに首の後ろを長く伸ばしながら脊柱を長くして、肩甲骨をお尻のほうへ下げ、脇腹を引き締め下腹を平らにしながら反ることで、あごが引ける身体に変わっていきます。首の後ろ側の緊張が強すぎる場合は、二重あごになるくらいのイメージで首の後ろ側を伸ばします。

 お腹が平らになるにつれ、立ち姿が魅力的になっていきます。とはいえ、自らのお腹が平らからほど遠いうちは、その魅力がいまいちよくわからないようです。感じ方や認知は自らの身体性に大きな影響を受けます。うつぶせのバックエクステンションは、物の見え方を変えてくれるので、努力の方向性を合理的なベクトルに変えてくれるかもしれません。

1月のワークショップは、バックエクステンションなどのコア・プログラムとヒップヒッチングの解説をいたします。

☆大阪ワークショップ 
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☆名古屋ワークショップ
■1月28日(金)→ 詳細

☆神戸ワークショップ
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2022年1月21日金曜日

「頭が動きを導く」と「すべての動きはコアから始まる」の意味について。

  アレクサンダー先生は、頭と首のバランスが、すべての身体活動における最も重要な要素であると定義し、プライマリー・コントロール(最初の操作)と名づけました。頭と背骨の関係や背骨の状態が整うこと=プライマリー・ムーブメント(最初の動き)となります。頭の中にある身体のイメージが重要な理由は、自分が抱いている身体イメージに基づいて身体が動こうとするためです。正確な身体のイメージが抱けていれば、何の問題もありませんが、身体に不調を感じたり問題を起こしている人は、すでに間違ったイメージを抱いていると考えられます。

 コア・プログラムでは、すべての動きはコアから始まるとしています。一見矛盾しているように思えますが、実際にやってみればわかります。頭と背骨の関係や背骨の状態が整うのと、コアが機能するのが同時に起きるのです。誘導的には先に首と頭を自由にしますが、自由になる瞬間、同時にコアが機能し始めます。ヒップヒッチング(股関節の引きあげ)がわかりやすいのですが、首が自由になっていないと腰が張ってうまくいきません。

 やわらかく楽に自由に動く首と平らなお腹はワンセットで、そこから生まれるやわらかい腰遣いや四肢の動きはとても美しく品の良い動きになります。固まった首と張りだしたお腹から生まれる硬い腰遣いと四肢の動きは、一見すると元気がよく躍動的に見えますが、無駄が多く品の悪い動きとなります。首が固まると、良い動きと悪い動きの判断の基準が逆転してしまうため、やわらかく楽に自由に動く首の持ち主の動きを低評価しがちだと教わりました。

 わかりやすいところで、首が固まって不自由になると、全身のあちこちが固まってしまい、体をほぐしてから動くということが必要になります。全身に凝りや張りが生じるため、それを麻痺させるような激しい動きを好むようになります。そうするとさらに首が固まってしまい……という連鎖に陥ることになります。頭と背骨の関係や背骨の状態を整えるという視座を持たないと、この連鎖から抜け出すのは難しくなると思います。

ポイ・ヴェール

 もうひとつわかりやすいところで、ヴェールを振ってみるというのがあります。頭と背骨の関係や背骨の状態が整っている人は、動きに正確な面をつくれるので美しくヴェールを振ることができます。首が固まっている人は、動きに面をつくれないため、ぎくしゃくしてぐちゃぐちゃな動きとなります。ポイやロープスイングでも、わかりやすい結果が出ます。上の写真のポイ・ヴェールを振れるようなら、セーフだと思います。

 関節が軟らかいというのと動きが柔らかいというのは別で、関節が軟らかすぎればケガや故障につながりますし、動きが柔らかければ乱雑な動きによるケガや故障に悩まされることがほとんどありません。逆に言えば、ケガや故障に悩まされているとしたら動きがかたい可能性が高く、すごぶる快調であれば動きが柔らかいということだと思います。動きが柔らかいは、現代風に言えば「スキルが高い」ということになるかと思います。

1月のワークショップは、コア・プログラムとヒップヒッチングの解説をいたします。

☆大阪ワークショップ 
■1月27日(木)→ 詳細

☆名古屋ワークショップ
■1月28日(金)→ 詳細

☆神戸ワークショップ
■1月29日(土)→ 詳細

2022年1月19日水曜日

首里少林流の身体操作の基本にヒップヒッチングが。

熊澤伸哉さまの番組に、まさかのヒップヒッチングが。比嘉先生凄い。


各地のワークショップで、ヒップヒッチングの解説をいたします。

☆大阪ワークショップ 
■1月27日(木)→ 詳細

☆名古屋ワークショップ
■1月28日(金)→ 詳細

☆神戸ワークショップ
■1月29日(土)→ 詳細

2022年1月13日木曜日

首と肩をほぐし、脇腹と下腹を引き締め、歩行を安定させる立位のヒップヒッチング。

 立位のヒップヒッチング(股関節の引きあげ)は、首と肩をほぐし、脇腹と下腹を引き締め、歩行を安定させるということで、とても好評です。仰向けのヒップヒッチングによるお腹の使い方の改善に加え、立位のヒップヒッチングでは支持脚の外転筋群(中臀筋など)の機能も高まります。基本となるのはトゥタップとレッグスイングですが、形だけ真似をしてもほとんど効果を得ることができないため、意味を理解して行なうことが大切だと思います。



 有料オンライン塾生講座に、配布資料と解説動画をアップしておます。

1月の各地のワークショップで、仰臥位・立位のヒップヒッチングについて解説いたします。

☆東京ワークショップ
■1月14・15・16日(金・土・日)→ 詳細

☆大阪ワークショップ 
■1月27日(木)→ 詳細

☆名古屋ワークショップ
■1月28日(金)→ 詳細

☆神戸ワークショップ
■1月29日(土)→ 詳細



2022年1月7日金曜日

ウエストを引き締める仰向けのヒップヒッチング

 

ヒップヒッチング

 立位のヒップヒッチングは立脚(軸足)側の中臀筋、遊脚側の内腹斜筋の機能を改善します。立脚側の股関節を外転させるためです。股関節の仰向けで行うと、持ちあげている側の内腹斜筋の機能を改善します。やり方を間違うと逆効果となりますので、目的を理解して正確なフォームで行う必要があります。意識するのは上前腸骨棘(腰に手を当てたときに指先が触れるとがった部分)となります。

1月の各地のワークショップで、ヒップヒッチングについて解説いたします。

☆下関ワークショップ
■1月8日(土)→ 詳細

☆機能運動学大牟田サークル
■1月9日(日)→ 詳細

☆東京ワークショップ
■1月14・15・16日(金・土・日)→ 詳細

☆大阪ワークショップ 
■1月27日(木)→ 詳細

☆名古屋ワークショップ
■1月28日(金)→ 詳細

☆神戸ワークショップ

■1月29日(土)→ 詳細 


2022年1月6日木曜日

わき腹を引き締め、下腹ポッコリを解消する。

内腹斜筋
■内腹斜筋
起始:胸腰筋膜、腸骨稜、外側鼡径靭帯
停止:第10~12肋骨の内側面、腹筋膜
 内腹斜筋は腹横筋の表層で、外腹斜筋の深層、腹直筋の外側に位置しています。内腹斜筋は厚くて強力な主動筋です。筋繊維は白線から腸骨に向けて下方に、そして胸腰筋膜に向けて後方に走行します。
 内腹斜筋は外腹斜筋や腹横筋と共に、腹部臓器を圧迫し保護します。これらの筋は強制呼気時に活発になります。左右の内腹斜筋と外腹斜筋が共に収縮したとき、体幹は腰から屈曲します。右の内腹斜筋は左の外腹斜筋と協力して、体幹を右に回旋させます。左の内腹斜筋は右の外腹斜筋と共に、体幹を左に回旋させます。これらの強力な体幹回旋筋による運動時には、深層の横突棘筋群によって脊柱のアライメントが維持されます。内腹斜筋と外腹斜筋は、斧を振る動作、オーバースローでの投球動作、片手での押し動作のような強い回旋と屈曲動作に関与します。
※参考文献「ヴィジュアル機能解剖学 南江堂」

 側腹部を構成する筋肉の一つで,全体を外腹斜筋におおわれている。腰腱膜,腸骨稜,鼠径靭帯から起り,内上方に向って腹直筋鞘に入る。内腹斜筋の走行は外腹斜筋に直交するような方向であるため,上体を回す場合は外腹斜筋の拮抗筋として働くことになる。
※出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

 外腹斜筋が腹部全体を覆うようにしてついているのに対し、内腹斜筋は脇腹に巻きつくようについています。脇腹を引き締めるコルセットのような機能があります。臓器の位置が矯正され保護されるので、下腹ポッコリの解消につながります。

1月の各地のワークショップで、お腹の使い方について解説いたします。

☆下関ワークショップ
■1月8日(土)→ 詳細

☆機能運動学大牟田サークル
■1月9日(日)→ 詳細

☆東京ワークショップ
■1月14・15・16日(金・土・日)→ 詳細

☆大阪ワークショップ 
■1月27日(木)→ 詳細

☆名古屋ワークショップ
■1月28日(金)→ 詳細

☆神戸ワークショップ

■1月29日(土)→ 詳細