2017年10月31日火曜日

足ゆび(趾)・足首・膝・股関節と手指・手首・ひじ・肩関節を整える

安部塾身体操作技法IBUKI2017の基本である直線連鎖。

腕の直線連鎖と息吹山とNBドロスタ

脚の直線連鎖


贅肉を削ぎ落した簡素な動きゆえに、機能が最適化されます。

11月23日(木)の薬院校集中講座で、詳しく解説いたします。

→ 詳細

御参加、お待ちしております。

2017年10月26日木曜日

負の感情はすべて、屈曲として現れる。

「負の感情はすべて、屈曲として現れる」

フェルデンクライス(Feldenkrais)の言葉です。

・うつ=うなだれた状態

・怒り=前かがみ状態

・恐れ=身を縮めた状態

すべて、「屈曲」として現れています。


不安や恐怖の感情が、胎児の姿勢やよつんばい(防御姿勢)に戻すのです。


負の感情は上部頸椎部では「過伸展」を引き起こします。

頭部前方位置姿勢

※アナトミートレイン第3版の125~126ページに詳しく解説があります。


安部塾身体操作技法2017年版IBUKIでは、上部頸椎部の過伸展に注目しました。

感情は関節に封印されます。

感情の解放は、上部頸椎部の過伸展の改善から。

そこにこだわって、IBUKIをつくり直しました。


今日の大阪集中講座で、詳しく解説します。

2017年10月24日火曜日

運転中の頭の位置は?


先日の出雲旅行中、運転中の頭の位置についての質問がありました。

写真を撮るのを忘れたので、画像お借りします。

http://www.frenchcoursebyfrenchteacher.com/16-full-detailed-review-on-forward-head-posture-fix/forward-head-posture-fix-by-mike-westerdal-3/

10月29日(日)の下関集中講座「安部塾身体操作技法IBUKI」で解説します。

頭部前方位の修正は、安部塾の基本です。

筋骨格のキネシオロジー 頭部前方位

筋骨格のキネシオロジー 頭部前方位
スマホを見るとき、どうしてますか?

スマホのみかた

運転姿勢やスマホ姿勢は、とっても大切です。

2017年10月12日木曜日

息をするということ(The Art of Breathing)

10月14・15日(土・日)の東京集中講座で、息をするということについて解説します。

横隔膜

す・う〔すふ〕【吸う】の意味1 気体や液体を、口や鼻からからだの中に引き入れる。「大きく息を―・う」「タバコを―・う」「蚊が血を―・う」「蜜 (みつ) を―・う」 2 口に引き入れるようにして含む。また、接吻 (せっぷん) する。「赤ん坊が指を―・う」「口を―・う」 3 引き付けるようにして中に取り込む。吸引する。「この掃除機はよくごみを―・う」 4 水分などをしみ込ませて取る。吸収する。「地面が水を―・う」 5 引き寄せる。引き付ける。「磁石が鉄を―・う」

は・く【吐く】の意味
1 口の中のものを外に出す。「つばを―・く」 2 胃や肺の中のものを口・鼻から外へ出す。「血を―・く」「息を―・く」 3 中にたまったものを外部へ出す。「煙突から煙を―・く」 4 心の中のことを言葉に出す。「本音を―・く」「弱音を―・く」 5 人に知られたくないことをありのままに打ち明ける。白状する。「容疑者が泥を―・く」

 引用ここまで

呼吸

息をするのはアート(人間の研ぎ澄まされた感覚を見識を統合させる技)です。

テクニック(機械的方法論)ではありません。

フロム先生的に表現してみました(笑)。


姿勢も動きも、呼吸でつくられています。

なので、息ができないと、美しい姿勢も動きもできません。

当然、コミュニケーションもうまくいきません。

呼吸と姿勢と動きと人間関係は相関するのです。


息ができるようになると、全部がよくなります。

それはもう驚異的に。


安部塾身体操作技法IBUKIとは、「息をするということ」です。

「吸う」「吐く」という言葉の力を使って呼吸を導きます。

お楽しみに!

2017年10月5日木曜日

10月8日(日)薬院校集中講座「アレクサンダーテクニーク完全読本の安部塾的解説2」~来年から、安部塾でお芝居やります。

10月8日(日)の集中講座のキャンセルが2名でました。

→ 10月8日(日)安部塾薬院校集中講座

追加申し込みできます。

アレクサンダーテクニーク完全読本

第1回が、とても好評でした。

第2回も、きっと好評です♡


Frederick Matthias Alexander 先生の御姿です。

Frederick Matthias Alexander,

Frederick Matthias Alexander,

美しいですよね♡


「自分の身体が不要な緊張をしていることに気づき、自ら解除する」

現在の安部塾の身体操作は、この考え方の多大な影響を受けています。


アレクサンダーテクニーク完全読本は素晴らしい本です。

テクニークが、「単に首を長く保つ」ということだけではないことが、よくわかります。


懐かしい記事 → 開校式と、ふたりのフレデリック先生


「人は、尊敬する大好きな人に似てくる」といいますが、ほんとに似てきたと思います。


さて、アレクサンダー先生は「俳優」でした。


俳優

わざ‐おぎ〔‐をぎ〕【俳=優】《古くは「わざおき」》
こっけいな動作をして歌い舞い、神や人を慰め楽しませること。また、それをする人。
「吾れ将に汝(いましみこと)の―の民たらむ」〈神代紀・下〉

引用ここまで


来年より、安部塾で「お芝居」をやることになりました。

「俳優(わざおき)」さんを育てます。


こっ‐けい【滑稽】

[名・形動]
笑いの対象となる、おもしろいこと。おどけたこと。また、そのさま。「滑稽なしぐさ」
2 あまりにもばかばかしいこと。また、そのさま。「今さら強がっても滑稽なだけだ」

こっけい【滑稽 comic】

ギリシア語のkōmos(歌と踊りのある祝祭行列)に由来する。言葉によるのであれ,身振りや音や色や形によるのであれ,誇張によって引き起こされる笑いを基本とした表現方法の一つである。

引用ここまで


私は、日本の神楽が大好きです。

そして、大衆演劇も。

さんに「演劇やりましょう」と、誘われました。

で、安部塾の身体操作を基盤にした茶番をやることにしました。


ちゃ‐ばん【茶番】

1 客のために茶の用意や給仕をする者。
こっけいな即興寸劇。江戸歌舞伎の楽屋内で発生し、18世紀中ごろ一般に広まった。口上茶番と立ち茶番とがある。茶番狂言。
3 底の見えすいた、下手な芝居。ばかげた振る舞い。茶番劇。「当人は真剣でも傍(はた)から見ればとんだ茶番だ」

ちゃばん【茶番】

素人が即興に寸劇を行うこと。茶番狂言。元禄(1688‐1704)のころに歌舞伎の三階の大部屋にいる下級の役者たちが茶汲み役を受けもっていたが,これを〈茶番〉といった。この人たちが芝居の千秋楽の日に各自が隠し芸などをして楽しんだところから茶番狂言がはじまったといわれる。また,一説にはこれにあたるものたちは下戸ばかりで,茶を飲みながら隠し芸を演じたともいう。やがてこれが慣習となり,天明(1781‐89)のころには民間にも広まり,文化・文政を経て天保(1830‐44)のころに大流行した。

引用ここまで


何よりも即興が好きなので、茶番です。

安部塾の新しい活動に、ご期待ください。


第一回公演は、UZUハウスでやりましょう(^^♪

2017年10月4日水曜日

愛着と関節~うまくいかない人間関係と、消えない関節の痛み。

私は、安定した愛着が形成されていれば体調がよくなると考えています。

安定した愛着が形成されている人の人間関係は、良好だからです。

そして、人間関係が良好な人は、関節の痛みを訴えません。

活動初期から、関節の痛みと愛着障害の関連が気になっていました。


2015年のNHKスペシャルです。

少年犯罪・加害者の心に何が ~「愛着障害」と子供たち~ より

友田さんは、愛着障害の子供たちとそうではない子供たちで脳の機能に違いがないか調べています。

http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3613/1.html

6年前には、激しい虐待によって前頭皮質と呼ばれる部位の体積が減少する傾向があることを突き止めました。

前頭皮質は、感情や理性をつかさどり反社会的な行動を抑制する信号を発する場所で、体積の減少はその機能を低下させることにつながります。

さらに、2年前からは線条体という別の部分にも着目しています。

線条体は、前頭皮質からの信号を受け、行動を起こしたり、逆に行動を抑止したりすることに直接関わる部位です。

これは、愛着障害の子供とそうでない子供の線条体を比べたもの。
平均的な子供は刺激を与えると、線条体が大きく反応する傾向を示します。
しかし、愛着障害の子供に同じ刺激を与えても、小さくしか反応しないことが多いというのです。

これがうまく働かないと、良い行いをして褒めても響かない
悪い行いをしたときにフリーズといいますか、行動を変えることを止めてしまう、そういうことがあり得る。
ささいな情報で逆ギレしてパニックをよく起こしてしまう。」

●愛着を形成するにはどれだけ時間が必要?

時間は関係ありません。
短くても大丈夫です。
むしろ子供の行動や気持ちに対して、必ず応えてあげてることがあるかどうか。
私どものことばでは「応答性」と呼びますけれども、応答、すなわち応えてあげてるってことがとても大事なわけです。
(子供のほうから声をかけてきたときに親がきちっと向き合うこと?)
おっしゃるとおりです。
逆にそれを無視してしまいますと、いくら長い時間つきあっていても、それは意味がなくなってきます。

●愛着形成の期間、何歳までが大事?

これはあくまで目安という意味ですけれども、大体3歳ぐらいを過ぎますと、自然にその港から外に行く時間が長くなってきます。
ですから、いくら引き止めようと思っても、自然に3歳ぐらいからは、だんだんだんだん手が離れていくっていう、それが実情だと思います。

引用ここまで


古来より、「親が愛情によって子供に好影響を与えることができるのは3歳まで」とされてきた理由。

経験的なものだったのでしょうが、脳機能の解析と一致しているように思います。


関節の痛みの根源を探し求めていくと、大体1歳くらいまでの親との関係に行き着きます。

安定しない愛着と感情と関節機能。

「脳」でつながります。

愛の不足が脳を壊してしまったというのが、私の考えです。


理不尽なことですが、成人後は「愛の技術」を学ぶことで関節機能が安定します。

「愛されたい」という方向に行くと、関節機能がますます不安定になります。


そして、これです。


自分を愛することを学ぶといいと思います。


明日の塾生講座で、愛着について解説します。

ライフスタイル(=性格)とは、人生の設計図であり、人生という舞台の脚本である。ライフスタイルが変われば、人生はガラリと変わるだろう。

Alfred Adler











Eric Berne

22歳の頃、エリック・バーン先生の影響をモロに受けました。

いまもずっと、受け続けています。


エリック・バーン先生が提唱した人生脚本理論。

「7歳くらいまでに、人は無意識のうちに自分の未来の生き方の脚本を書く」

人は誰でも、人生脚本によって人生を支配されているのです。

自分の意志で判断して生きているという感覚は幻想なのです。

気づかないうちにその方向に向かって生きているのです。


人は7歳くらいまで自分のこれからの生き方の筋書きをつくります。

生き方の脚本を幼児期に自分で書いてしまっているのです。

恐ろしいことに脚本の基盤は親からのメッセージです。

醜い親の醜いメッセージを基盤につくられた人生脚本……始まる前に終わっています。


美しくやさしい親から、やさしい言葉や触れ合いを与えてもらったら、

「私は愛される価値のある人間であり、このままずっとしあわせに生きていてもいい存在なんだ。世の中はやさしい世界なんだ」

なんて脚本をつくります。


醜く冷たい親から、無関心な態度や虐待を受けたら、

「自分はいらない人間なんだ。何をしてもダメなんだ。誰からも愛されないんだ。しあわせになってはいけないんだ。世の中には愛なんてないんだ」

なんて人生脚本をつくります。


そして、それぞれに、自分の人生脚本を証明するように生きていきます。


表面上は、ふしあわせな状況から逃れるために「対抗脚本」をつくります。

他者から認められようとか、必要とされようとか、誰からも愛されようとか。

しかし、意識してつくった「対抗脚本」でどうにかできるほど甘くはありません。

重要な局面において行動を支配するのは「人生脚本」なのです。


一瞬のしあわせの後、よりふしあわせな状態に戻ります。

人生脚本の支配する世界へ。


本人は、どうしてそのような行動を起こしてしまうのか理解できません。

人生脚本どおりの、居心地のよい状態に戻ってしまうことが理解できないのです。


自分の「人生脚本」を理解して書き換えない限り、しあわせに生きることはできません。


過去につくった脚本を捨てて、新しい脚本に書き換える必要があるのです。

『再決断』するのです。

いまの自分がなりたい自分に軌道修正して生きていくのです。

その先に、自分らしい人生が展開します。


醜い親のメッセージが満載の、過去につくった人生脚本にしがみつかないことです。


人生に変化を起こすのは簡単です。


アドラー先生の言葉通り、

「人は3日あれば変われる」

のです。


ライフスタイルは、いまこの瞬間に変えることができるのです。


『過去と他人は変えられない。
 しかし、いま・ここから始まる
 未来と自分は変えられる!』

エリック・バーン先生の言葉です。