2017年11月29日水曜日

らせんの動き~安部塾身体操作技法IBUKI2018

安部塾身体操作技法IBUKI2017では、直線連鎖を徹底してやっています。

安部塾身体操作技法IBUKI2018では、らせんの動きが加わります。


定番のPNFパターンです。

PNFパターン

直線連鎖と矛盾する動きが多いので、最初は混乱するかもしれません。

具体的には、こんな感じです。

PNFパターン

PNFパターン

来年の安部塾身体操作技法2018の公開をお楽しみに。

2017年11月28日火曜日

動きの連鎖の考え方

先日の下関の講座で石風呂さんから連鎖のギアについての質問がありました。

こんなイメージです。

動きの連鎖

ほんとはもっと細かく、頭蓋骨や足・趾の骨の一本一本がすべて連鎖しています。

安部塾身体操作技法IBUKIの動きは、連鎖をなめらかにつなぐ動きと言えます。

逆に言えば、関節や筋肉を壊すときは「連鎖が崩壊しているとき」ということです。

連鎖を使わずにつくった身体は、見た目に不自然なのですぐにわかります。

それ以前に、ケガや故障などの不調に悩まされていると思いますが(笑)。

「やっている気がしない動き」が正解です。

「元をとろう精神の放棄」が身体操作の基本です。

機能を理解して、効率的に動きましょう。


連鎖を理解していれば、日常のスマホ使いでも、姿勢改善できます。

20171126 下関集中講座
「特別な動き」を学ぶより、「当たり前の動きの意味」を学びましょう。

2017年11月26日日曜日

立位体前屈奥義(笑)

安部塾身体操作技法IBUKIの前屈は、吸気での動きが基本です(笑)。

下関で解説中😃

健康かつ性的なものは邪な人間を退ける~邪悪な人間は健全で性的なものには近寄ることすらできない

古事記で、もっとも好きな場面です。

天之八衢

ニニギノミコトが地上に降ろうとしたとき、道を塞いでいるようにみえたサルタビコノカミの面前でアメノウズメノミコトが笑いながら乳房と陰部を剥き出して見せて、この神に名を明かさせ、日向の高千穂の峰までニニギの降臨を先導する役を務めさせました。












健康的かつ性的に生きましょう(笑)。

参考リンク → 天下の奇祭!大盛況の『田縣神社豊年祭』 にドキドキする(笑)

2017年11月24日金曜日

頭の位置で姿勢が決まる

昨日は、薬院校でIBUKI2017の解説をしました。

力を入れたのは、頭の位置のお話です。

頭部中間位置姿勢解説

頭蓋骨の模型を使った重心バランスの話は、どの会場でも好評です。

頭の位置が狂っていたら、あとはもう何をやっても詰みます。

3年前の安部塾開校以来、頭の位置についての解説に力を入れてきました。

心折れることなく連続参加された方々の姿勢の改善ぶりが素敵です。


舌の位置や視線の使い方などの解説も、最近の安部塾の定番となりました。

すべては、頭の位置を正しくするための基礎の積み重ねなのです。


明日の神戸集中講座・明後日の下関集中講座でも、詳しく解説します。


年々、小手先だけの誤魔化しばかりしていても仕方がないよなって思いが強くなります。

中心から外れないようにしていきたいと願っています。

2017年11月21日火曜日

姿勢が美しく、呼吸と動きが楽になる安部塾身体操作技法IBUKI2017とIBUKIメイク

IBUKIランジ

卓越した姿勢改善効果を発揮している安部塾身体操作技法IBUKI2017。

各地での開催ごとにマイナーチェンジを加えながら進化しております。


呼吸と屈曲・伸展の連鎖にこだわって改良を重ねています。


屈曲と伸展

屈曲

屈曲・伸展

この仕組みを理解できれば姿勢が美しくなり、呼吸と動作が楽になります。

IBUKIスクワットとIBUKIランジのシリーズが人気です。


これからの集中講座の予定です。

■安部塾薬院校集中講座 → 詳細

■安部塾神戸集中講座 → 詳細

■安部塾下関集中講座 → 詳細

御参加、お待ちしております。


そして、来月の東京でIBUKIメイクの講座をやることになりました。

必要なものは以下の通りです。

・メイクブラシ(できれば竹宝堂の熊野筆→熊野筆セレクトショップ銀座店
 ~フェイスブラシ・チークブラシ・アイシャドウブラシが最低限必要です。

・ケープかタオル
・鏡
・化粧水とコットン
・乳液
・ベース
・ファンデーション
・フェイスパウダー
・チーク
・アイシャドウ
・アイブロウ

詳細が決まったら、お知らせいたします。

2017年11月16日木曜日

姿勢を正しているだけで、どんな自己暗示をかけるよりも、自信があふれてくる~姿勢は、心を変える~今すぐ姿勢を正してみましょう

安部塾身体操作技法IBUKIを応用したメイクが好評です(笑)。

IBUKIメイク 京都

いい感じでしょ?

IBUKIメイクをしていると、自信があふれてきます。


自信といえば、姿勢を正すことでもあふれてきます。

ダイエット広告を見るたびに思うこと。

体型はもちろん重要なのですが、ポーズや表情はそれ以上に重要です。

たとえ太っていようが何だろうが、姿勢を正して、自信あふれる表情でいれば、魅力的にうつります。

また心理学的には、ポーズと自信はリンクしているとされています。

たとえば「姿勢を正しているだけで、どんな自己暗示をかけるよりも、自信があふれてくる」という調査もあります。姿勢というのは、心を変える意味でも重要なのです。

よってあなたも、今すぐ姿勢を正してみましょう。

引用ここまで


安部塾といえば、「D言葉禁止」です。

D言葉は、人間関係を破壊し尽くすからです。

■でも~相手の意見を遮り、自分の意見を通そうとする言葉。相手を否定する。

■どうせ~諦めが全面に出る最悪の否定的言葉。これを使うと、即詰み。

■だって~言い訳言葉。自分は悪くないというエゴイズムがあふれる。

■だから~怒り・イライラをあらわす苛立ち言葉。威圧したい願望のあらわれ。

■だったら~自分の非を認めずに、相手に放り投げる言葉。

■ですが~反抗の言葉。

まだまだありますが、相手を責める・言い訳をする・捨て台詞を吐くときの言葉です。

使えば使うほど、生きるのが困難になります。


対人運も悪くなります。

D言葉は、「受けとりを拒絶する言葉」だからです。

自信がない人は、何もかも失ってしまいます。

受けとりを拒否した結果です。


D言葉を使う人の姿勢は崩壊しています。

姿勢が崩壊しているからD言葉を使うといってもいいかもしれません。


安部塾では、ありとあらゆるやり方で姿勢を正すように促します。

ナルシシズム(自己陶酔)の対極にある「自信」を取り戻してもらうためです。


長年通ってくれている方々から、「生きやすくなった」と言われます。

そんな人たちはみな、D言葉を使わなくなりました。


今日の塾生講座は、「姿勢と自信とD言葉」をテーマにお話しします。

必聴ですよ(笑)。

「見る」「手を伸ばす」「つかむ」の3つの運動を同時にうまくコントロールする必要がある。

12月21日(木)の大阪集中講座では、「リーチング」について解説します。

まずは、以下のリンク先の記事をお読みください。

リーチング行動の発現より

自分の手や脚の視覚的なイメージが形成されるのは生後3ヶ月ごろであることがRochatや
Bahrickらの研究で明らかとなっており、その結果とも整合すると思います。

ここで重要なのは、機能的なリーチングができるようになるためには、身体の認知能力が重要であるということです。
目で見た対象物に自分の手を重ねていくわけですから、対象物に到達している視覚的な自分の手をイメージできなければ、または自分の手の動く方向性を視覚的にイメージできていなければ正確にリーチしていくことはできません。

「外部環境と自己身体の認知が運動発達を導いていく」 

引用ここまで

発達心理学 5回 乳児期の発達(Ⅰ)より

生後6ヵ月前後より座位が安定し、重力に抗して姿勢が保持できるようになると、手を自由に使う機会が増える。この頃、対象物に手を伸ばしてつかみとるリーチング(reaching)がしばしぼ観察されるようになる
➔この運動では、「見る」「手を伸ばす」「つかむ」の3つの運動を同時にうまくコントロールする必要がある。
➔最初は同時に2つの物を両手で把握するのは難しいが、8ヵ月頃になると可能になる。

発達心理学 5回 乳児期の発達(Ⅰ)
引用ここまで


安部塾では、大人になってリーチングを再学習することを奨めています。

「見て、手を伸ばして、つかむ」ということが、意外とできていないからです。

そもそもが、きちんと見えていないのです。

運動連鎖は、全体から部分に・頭部から尾部に向かいます。

発達心理学 5回 乳児期の発達(Ⅰ)

この理由で、きちんと見ている人の動きは丁寧で美しくなります。

見ていない人の動きは乱雑・乱暴できたなくなります。


欲しいものにきちんと焦点を合わせて立体視してから手を伸ばすことが大切なのです。

詳細は、アイックス小松先生まで(丸投げw)。

小松式ビジョントレーニング


安部塾では、見た後の筋肉連鎖を徹底して再学習してもらっています。

見えていないことには、お話になりませんが(笑)。


つづきます。

2017年11月15日水曜日

伸展と屈曲~安部塾身体操作技法IBUKI2017のテーマ

伸展と屈曲

11月17・18・19日(金・土・日)の東京集中講座と23日(木)の薬院校集中講座で、安部塾身体操作技法IBUKI2017の解説をします。

テーマは、「伸展と屈曲」です。

私たちの姿勢と呼吸と動きには基本原則があります。

特別なことをしようとせず、基本原則に忠実に動けば、本来の状態に戻れます。

間違った連鎖で動いていたら壊れてしまいます。

単純な話です。

連鎖

連鎖が理解できると、人は美しくなります。

機能が形状をつくるからです。


御参加、お待ちしております。

2017年11月14日火曜日

痛みは記憶である~扁桃体は感情の増幅器~頭の中で想像したことも、現実に起こったことと、脳にとっては同じ。

扁桃体

感情の源は、思い込みや信念です。

思い込みとは、強く信じて疑うことのない固定的な考え方です。

私たちは、思い込みを元に日常の行動の判断しています。


私たちの行動を制限している「~すべきだ」「~すべきではない」といった考え方を行動基準といいます。

主に親からの影響で、幼少期から形成されます。


自分自身をどうとらえているかという認識のパターンを、自己認識といいます。


私たちはそれぞれ独自の世界観を持っていて、その中で物事を判断しています。

そしてその思い込みは、過去の記憶と深く関係しています。

脳の前頭前野にある思い込みシステムと側頭葉にある記憶とによって成立しているのです。


感情には脳の大脳辺縁系にある扁桃体と海馬が関わっています。


扁桃体は脳神経細胞の集合体で1.5cmくらい、脳の中央に位置します。

感情を増幅させ、記憶を強化します。

思い込みと照合して、外界からの情報を評価します。

不安を感じるとストレスホルモンを分泌し、逃走・闘争態勢をつくります。

視覚・聴覚・味覚・触覚などの情報を元にして、快・不快を判断します。

ストレスを受けすぎると扁桃体が傷害し、うつ状態に陥ります。

慢性の痛み(腰痛や肩こりなど)は、扁桃体が障害された結果です。

海馬

海馬は記憶に関する脳細胞です。

タツノオトシゴのような形をしており、扁桃体とつながって連携をとっています。

海馬とタツノオトシゴ

短期記憶=記憶の一時保存をします。

コンピュータのメモリのイメージです。

短期記憶を長期記憶にします。

また、長期記憶を引き出すゲートの役割を果たします。

外界の情報を記憶とを照らし合わせ、自分が知っている情報かどうかを判断します。


海馬は扁桃体と隣あっていて、快・不快の感情を海馬に伝えます。

感情を揺さぶるような出来事は、心に残りやすいのです。


視覚や聴覚の情報は、海馬によって側頭葉(長期記憶の保管場所)の記憶と照合されます。

このときの情報は現実である必要はありません。

頭の中で想像したことも、現実に起こったことも、脳にとっては同じことなのです。


側頭葉の記憶と照らし合わされた情報は、肯定的または否定的なものとして処理されます。

思い込みシステムの前頭前野と連携して情報が評価され、様々な感情が生まれます。


外界の情報と思い込みシステムが乖離しているほど、扁桃体が感情を増幅させます。


慢性の痛みを訴えるとき、その人は否定的な思い込みシステムを作動させているということです。


なんて解説を、12月3日(日)の安部塾薬院校開校3周年記念講座でやります。

御参加、お待ちしております。