2013年6月24日月曜日

本気で筋肉をやわらかくしたいのなら、ネガティブな感情を無視してはならない。

ちょっとの努力で幸せになるより

“人生で辛いことばかり経験してきて、今現在何もいいことがないし、これからだって何も期待できない”と思う方が少なからずいるでしょう。けれど、そうやって自分のことを否定的にとらえてばかりいると、不思議なことに不幸であり続けるほうが居心地良くなってしまいます。「自分は幸せになれない」と思い込むことで、これ以上不幸になるのを避けることができますし、幸せをつかんだとしても失うのが怖くて、「そんな思いをするくらいなら不幸なままでいい」と考えてしまうためです。何より不幸で居続けることは、幸せになろうとするほどのエネルギーを必要としないので、意図しなくても容易に不幸になれてしまうのです。

結局のところ、幸せは自分で求めなければ、じっと待っていてもやって来てくれません。不幸せに別れを告げ、幸せに向うために、ちょっとだけ考え方や行動を変えてみましょう。

・ ネガティブな感情は放置しない
~ネガティブな感情を放置すると、より不幸を呼びやすくなります。最悪のシナリオばかりでなく、ほかの可能性について考えてみましょう。

・ 被害者意識をもたない
~何か問題があったら、それは起こるべくして起きたととらえ、原因を追究して対策を考えましょう。

・ 他人への羨望を前向きなものに変える
~羨望を抱く相手がいた場合、その人はどんな努力をしたのか考えてみましょう。

・ 理想を追い求め過ぎず、ささやかで小さくても現実的な幸せをたくさんみつける
~幸せも不幸も、大きさよりも頻度のほうが幸福感に影響するといわれています。

・ 楽観的に行動する
~考えてみたことは実際に行動してみましょう。
 失敗したとしても、大局的にみて少しずつ前進できればよしとしましょう。

ちょっとした意識づけは必要かもしれませんが、どれもできそうな気がしませんか。最初は努力しないとできないことも、慣れてくればそれが当たり前になり、ふと気づくとより幸せになっている自分が発見できるといいですね。

参考文献:クリストフ・アンドレ『こころのレシピ-幸せと不幸のルール』、高野優(監訳)、田中裕子(訳)、紀伊國屋書店、2006年

引用ココマデ


なぜ、感情を無視してエクササイズにハゲむとケガをするのか?

なぜ、体調不良に陥るのか?

こんなにストレッチングをしているのになぜ??

どうして???


真面目にエクササイズを重ねる人ほど、この問題に直面する。

へんてこりんなポーズができるようになっても、状況は変わらない。


言うまでもなく、感情は筋肉に記憶されている。

否定的な感情を記憶した筋肉は硬くなるか無力化する。

関節には否定的感情が蓄積される。

否定的な感情を蓄積した関節は、固まるかゆるくなりすぎる。


筋肉も関節も、バランスを崩してしまう。


否定的な感情を、無視したり排除しようとするとどうなるか?

感情は、筋肉や関節を硬直させたり無力化させたりする。

自身の存在を誇示するためにね。

ちゃんと感情に気づき、認めてあげるまで、それは続く。


ネガティブな感情を無視して、ポジティブな気持ちに変える??

そんな無理強いをすれば、筋肉や関節が悲鳴をあげる。


ネガティブな感情も、自分の一部なのだから。


自分の中に『つらい感情があること』を、きちんと認める。

ありのままに感情の存在を認めれば、感情の暴走がおさまる。

ヨガの瞑想で言うところの『観照』。

自分の気持ちを大切にするとは、そういうこと。


きちんと自分の感情を受けいれてみると、筋肉と関節が変化する。

素直に感情を表現することで、筋肉と関節の質が一気によくなる。

意外なことに、人間関係もよくなる。

否定的な感情を受けいれることで、否定的な人たちがいなくなる。


否定的な人たちが近寄ってくるのは、同質のニオイがするから。

『否定的な感情を無視しているニオイ』ね。


笑顔用表情筋を鍛えようの内容と矛盾する?

そんなことはない。

屈託なく笑うためにはむしろ否定的感情を肯定しなくてはならない。

ちょっとややこしいんだけどね。


否定的感情をきちんと認めることで筋肉がやわらかくなる。

そうすることで、表情に否定的感情を反映させる必要がなくなる。

笑顔用表情筋は、その状況でしか正常に収縮しない。

無理やり笑うと、邪悪な笑顔になってしまう。


大好きな人とお話しするときは、安心して否定的な感情を表現できる。

それは、自分の否定的感情を認めるということ。

肯定するでもなく否定するでもなく、否定的な感情の存在を観る。

ただひたすらにね。


不必要な筋肉を身につけたり、過剰な柔軟性を身につけたり・・・・・・

そんなことやっても、さしてシアワセにはなれない気がする。

『内側からも、筋肉や関節を整えていくこと』。

それが、エクササイズ継続の極意。


だってさ、感情面が不安定だとエクササイズどころじゃないじゃない。

普通に考えてさ。


否定的な感情を無視しない。

本気で筋肉をやわらかくしたいのなら、そうした方がいい。