2014年7月26日土曜日

坐骨神経痛の整え方(基礎知識)

坐骨神経痛になってしまいましたという相談をよく受けます。

坐骨神経痛ということで、整形外科→整骨院・鍼灸院→その他代替療法・・・・・・

終わりのないイタチごっこが始まります。

良くなったという話は、あまり聞きません。


個人的意見ですが、依存心が強いと痛みがとれません。

そもそもが構造的な問題なわけで、自立しないと改善しないと思うのです。

精神的にも、力学的にもです。

実際、自力で何とかしようとした人は良くなっています。


極論すると、こういうことになります。

→ TMS理論


要約してみましょう。

1)坐骨神経痛に対する恐怖感や不安感が症状を生み出し、悪化させている。

2)正しい情報を学ぶことで不安が取りのぞかれると、症状が消える。

はい。シンプルですね。

坐骨神経痛は、ストレス・抑圧された感情(怒り・不安・劣等感等)が具現化したものです。

体の痛みとしてね。


なので、姿勢を整えて怒りや不安や恐怖から解放されれば、あっという間に良くなります。

『そんなことでよくなるはずがない(治療もしないで!)』という強い信念の持ち主以外は。



というわけで、構造的な問題の確認をしてみましょう。


まずは基本中の基本、下肢伸展拳上検査のやり方から。

SLR(ストレート・レッグ・ライジング・テスト)のやり方

SLR(ストレート・レッグ・ライジング・テスト)の評価
次は、痛みのある場所をみてみましょう。

仙骨に原因があるとすれば、以下のS1~5のどこかに問題がある可能性があります。

痛みのある場所と神経支配(仙骨)
腰の場合は、L1~5のどこかですね。

痛みのある場所と神経支配(全身)

詳しく検査をしてみると、体には異常が無いことがわかるはずです。

そう。心が作為的に痛みを発生させているのが現実なのです。

なぜそんなことを心がするかというと、怒りを忘れるためです。

血管を収縮させて筋肉を酸欠状態にしているのは、心なのです。


常に怒りを抑えこんでいるとどうなるでしょう?

怒りを怒りと感じない~ストレスをストレスと感じないようになります。

神経が悲鳴をあげるのも当然です。

だからまずは、自分が怒っていることを自覚しましょう。


それから、安部塾の基本姿勢~『ひらいた姿勢』をとります。

自然と余裕が生まれ、怒りを解消することができます。

肩甲骨と骨盤の操作が生み出す怒りを解消できる姿勢。

きちんとひらいた姿勢をとれていると、SLRの結果がよくなると思います。