2014年11月24日月曜日

首の骨と腰の骨の動きは同期しているのです

首の骨と腰の骨の動きは同期しています。

こんな感じで。

頚椎と腰椎の対応/横突起の対応

いわゆる、ロベットブラザーズパターン(兄弟骨)というやつです。

ロベットブラザーズパターン
■同方向に同期する椎骨

・後頭骨と仙骨
・頚椎1番(環椎)と腰椎5番
・頚椎2番と腰椎4番
・頚椎3番と腰椎3番
・頚椎4番と腰椎2番

■反対方向に同期する椎骨

・頚椎5番と腰椎1番
・頚椎6番と胸椎12番
・頚椎7番と胸椎11番
・胸椎1番と胸椎10番
・胸椎2番と胸椎9番
・胸椎3番と胸椎8番
・胸椎4番と胸椎7番
・胸椎5番と胸椎6番


ようするに、首の骨と腰の骨は、『同時にゆがむ』ということです。

もっとも、必ずしもそうだというわけではりませんが。


僕の姿勢修正(コレクト)のテクニックは、このパターンを応用しています。

腰を伸ばすのに、頭蓋骨や首を直すとかいうアレです。

首を直すのに、仙骨を動かしたりとかもそうです。

上の図が頭に入っていると、僕のやっていることを楽しめるかもしれません。


僕の、乳様突起を軸に動かすテクニックは、一番上の図の横突起の対応を利用しています。

腰がいきなり楽になる秘密ですね(公開しているので、秘密でも何でもありませんがw)。

2014年11月23日日曜日

すねの内側にのると楽になって姿勢が良くなるけど、外側にのると苦しくなってきて身体が壊れます。

文章で書くと、わけがわからないので、図で説明します。

すねの内側にのると楽です

内側の太い骨が脛骨(けいこつ)、外側の細い骨が腓骨(ひこつ)です。

なので、体重は内側にのせると楽なので、安定した良い姿勢がとれます。

外側に体重をのせると、姿勢も体型も崩壊します。

細い腓骨に体重をのせることで筋肉が固まるからです。


ちなみに、固まった腓骨まわりの筋肉を手技で解放すると、姿勢が良くなります。

僕のマニュアルセラピーによるボディケアの基本手技だったりします。

関節が鳴る理由と、鳴らさない方がいい理由。

よく、『関節が鳴るんですけど、大丈夫ですか?』という質問を受けます。

また、むやみやたらに首の関節を鳴らしている人も、よく見かけます。

関節を鳴らすと、そのときは一瞬だけ気持ち良く感じます。

関節鳴らし依存症になると、いつも関節を鳴らしてしまうようになります。


そして、関節を鳴らした衝撃波で、関節が壊れてしまいます。

マッサージ依存の人の筋肉が壊れるのと、とてもよく似た展開です。


以前、こんな番組が放映されました。




わかりやすい説明だと思います。


僕たちの世界では、ポキ=クラッキング(関節)と呼ばれています。

クラッキング(英: Cracking)とは、関節を鋭い音で鳴らすことである。関節の部位によって、首ポキ、指ポキ、顎ポキなどと表現されることが多く、ポキッ、ポキポキ、コキコキ、など様々な擬音語で表現される。「関節内轢音」ともいい、その音は英語圏ではCrackingの他にPopping(ポッピング)とも例えられる。いわゆる「指鳴らし」とは異なる。クラッキングが最も一般的に行われる部位は手の指の関節であるが、その他の多くの関節(首、背中の椎骨、手首、肘、肩、膝、顎、足首など)をクラッキングすることが可能である。

施術の副産物として鳴る
たとえば施術を行う際、骨格や関節の歪み・ズレの矯正や骨格筋の調整を行うが、その結果としてクラッキング音が発生するケースがある。これらの施術は骨や関節を正常な位置に戻すことで体の変調を改善することが目的であって、音を鳴らすことは施術の目的ではなく、あくまで施術の副産物である。このため、施術を受けたからといって必ずクラッキング音が発生するとは限らない。また、首など部位によっては問題がないとは言い切れないケースもあるため、注意が必要である。

自分で鳴らす
指の関節のクラッキング音を出す際には、指を独特の位置に曲げる。これは、一般的には日常的に行われる動作ではない。たとえば、手のひらから後方に離して指をそらす、逆に手のひら側に指拳骨を圧縮する、あるいは指をねじる、などの動作である。
何故音がするのか
物理的なメカニズムは未だ証明されていないが、以下のようにいくつかの理論が提唱されている。
関節内のキャビテーション — 関節に物理的な力が加わったとき、内部では滑液の流れの中で真空に近い部位が出来る。そして小さな気泡が多数生じ、それらがはじけて大きな音が出る。この説明ではクラッキングはどの関節でも行うことが出来るといえる。例えば脊椎の徒手整復術(マニピュレーション)など。

靱帯の急速な伸張に伴うもの
関節内に出来た癒着の剥がれることによるもの
関節腔内の空気が弾けたり移動したりすることによるもの(気泡緩衝材をつぶすのと同じ原理)
これらの理論の内最も支持を得ているのが1.キャビテーション(Cavitation)である。本稿においてもキャビテーション理論に基づいて話を進める。関節は骨と骨が関節包という袋のような物に覆われていて、関節腔という僅かな隙間があり、そこには滑液という一種の潤滑油で満たされている。関節を曲げたり伸ばしたりすると、関節腔の容積が増し、その分負圧が生じ、結果滑液が気化し空洞(キャビティ)が発生する。そして下がった圧力を戻す働きが作用し、反対側から滑液が一気に流入して空洞が消滅すると同時にクラッキング音が発生する。気化したガスの成分は二酸化炭素或いは窒素であるといわれている。
一度鳴らすと同じ部位を再び鳴らすことができるまで約40分かかる。この間を不応期という。

歴史
1947年、イギリスの解剖学者J・B・ロストン(J. B. Roston)とR・ホーイラー・ヘインズ(R. Wheeler Haines)は、指関節がクラッキング音が発生するまで徐々に牽引を加えていく実験を行った。実験開始時の関節腔の距離は1.8mm。牽引力が8kgに達するまでは靱帯の伸びは僅かなものであった。しかし牽引力が8kgを超えたときクラッキング音が発生すると同時に関節腔の距離は4.7mmに急増した。 レントゲン写真上では、クラッキングが発生した瞬間、関節内に黒い影が発生しているのが確認できた。この影は二酸化炭素などのガスであろうと推定された。以上がクラッキング研究の嚆矢である。

効果と影響
そもそも個人のクラッキングは爽快感を得るために行われるケースが多い。整体士などによるクラッキングや自分で一回クラッキングした程度では問題ないとされるが、習慣化すると様々な悪影響が出てくる空洞が発生し消滅する際に強い衝撃波が生じ、これによって関節内部を冒し、損傷している可能性があるという。これをエロージョン(Erosion)という。特に首の場合は、脊髄があるため、エロージョンによって、手足の麻痺から最悪の場合、生命に関わるおそれもある。具体的には首の関節を頻繁にクラッキングすると、椎骨の先端部分などが傷つけられてしまうことがある。すると、それを修復しようと、骨が増殖し、骨棘が発生しそれが神経を圧迫し、頚椎症性脊髄症などを発症してしまう場合もあり得る。その他、頭痛、肩こり、耳鳴り、手足のしびれなどの症状に悩まされる可能性もある。また、クラッキングを繰り返している内に、損傷を受けた軟骨を修復するために関節が肥大してくる。このため関節が太くなってくる]。 これらのことから、個人が自分の関節をクラッキングするのはなるべく行うべきではないとする意見がある。
さらに、長年にわたって無理に関節を曲げると靭帯が緩んでしまい、これによって余計に疲れを感じてしまうようになるという危険性も指摘されている
にもかかわらず、クセになってしまう理由には諸説ある。たとえば、硬くなった関節周囲のストレッチで、疲労物質が流し去られるために快感を得て、心地良いと感じるからだとされる説がある。関節内部は痛みを感じないため、クラッキングによる強い衝撃をうけても、ストレッチによる快感だけを感じてしまう。このほか、クラッキング音を出すことにより関節の可動域が広がったことを脳が快感と感じるという説、クラッキング音そのものが脳に快感を与えているという説もある。
ドナルド・L・アンガーは60年以上にわたり、毎日左指の関節を鳴らす一方で、右の指関節は決して鳴らさないということをこつこつこつこつ続け、指の関節炎の原因を研究した。その「功績」により2009年イグ・ノーベル賞(医学賞)を受賞した。どちらの手にも関節炎の症状はないという。

引用ココマデ

関節が鳴る理由

骨盤の後上方変位と前下方変位を修正してあげるときに、関節が鳴ることがあります。

あ、胸椎の前方変位の修正時にも、鳴ることがありますね。

軸伸展ができていれば安全ですが、関節を鳴らすのが目的ではありません。

関節を鳴らすのが目的になってしまうのは、本末転倒だと思います。


カイロプラクティックの世界でも、高速スラストは、あまり使われなくなってきているようです。

やり方が悪いと、筋肉が固まったまま靭帯が緩んでしまうという悲劇的な結末になりますからね。


いずれにしても、関節鳴らし依存症は、良くはないと思います。

中心軸伸展法で身体を動かせば、関節が鳴りにくくなります。

良い姿勢で動くと、関節のダメージがほとんどありません。

なので、姿勢の改善を最優先にするのがいいような気がします。

2014年11月17日月曜日

安全安心なエクササイズの鍵は、首の後ろの伸長なのです。

昨日、大手門のピラティススタジオKANONで、姿勢と動きのワークショップをしました。

説明に夢中で、写真を撮るのを忘れてました。

なので、じゅんじゅんのブログから、画像をいただきました。

首の後ろがつぶれると、側屈(サイドベンド)が苦しくなるという状況の実演。

側屈と首の伸展
※じゅんじゅん実演です。


首の後ろが伸びると、後屈(バックベンド)が楽になるという状況の実演。

後屈と首の伸展
studio IMPROVEの、原田望さん実演です。


首の後ろを、つぶしてはいけないのですw

2014年11月14日金曜日

腰の筋肉をほぐすために何ができるか?

腰は、骨盤とつながっているので、こういう感じで動きます。

骨盤の前後傾と腰の状態

なので、猫と牛の連続ポーズで、ほぐすことができます。

猫と牛の連続ポーズ

安部塾では、吸う息で骨盤後傾・吐く息で骨盤前傾が基本です。

反り腰の人は、吸う息で骨盤後傾。

腰が丸まっている人は、吐く息で骨盤前傾。

いずれも、頭頂部は骨盤から遠ざけて、鎖骨をひろげてからやります。


効果絶大でしょ?

2014年11月13日木曜日

上体を反らすということ

物理次元で、上体を反らすコツは、こんな感じ。

上体反らし

まあ、ハートオープニングとかショルダーオープニングができていれば、上体は反ります。

反らないのは、それらができていないため。

主に、ネガティブ感情が原因で。

力づくで無理やり反れば、頚椎と腰椎が壊れます。


解剖学的なアプローチは当然ですが、感情面の理解が不可欠なのです。


しあわせを感じているとき、僕たちには、恐れも不安も、怒りも悲しみもありません。

ネガティブ感情はめんどくさくて、いったん抱えてしまうと手離すことができません。

上体反らしの練習は、僕たちを過去に傷つけた人たちとの関係改善そのものです。

上体を反らすと、そういった感情と向き合うことになるからです。

ネガティブ感情の原因は、他の人たちにはありません。

他の人たちのことがどう見えるかというのは、自分自身のマインドの投影なのです。

まわりの人たちが自分にどう接してくるかで現れているのは、自分が他の人たちに対してどう接してきたのかという結果に過ぎません。


上体反らしを練習することで、過去の他の人たちとの関係を改善できます。

上体反らしが怖いのは、横隔膜の過剰緊張感からです。

背骨をゆるめ、そけい部や下腹部をほぐしておけば、怖くはありません。

過去の関係を改善し、思いやりと自信と強さを持てるようになりましょう。

2014年11月12日水曜日

姿勢を良くする基本感覚~頭頂部の引き上げと軸伸展

先日の中目黒WSの1シーン

娘の姿勢を良くする
図示すると、こんな感じ。


姿勢改善イメージ

これ、とても大切な感覚です。

2014年11月11日火曜日

弓のポーズについて~身体意識

某塾生より画像作成の依頼があったので、つくってみました。

一般的なやり方は、こんな感じです。

弓のポーズ
肩甲骨の動きの画像もつくってみました。

肩甲骨の動き

ちなみに、安部塾では、肩甲骨の動きが違います(外転・下制)。

上半身の反らせ方

まあ、後屈が深まれば、結果的に内転・挙上になるわけですが。


う~ん。

説明難しいので、次にあったときにお話ししたいと思います。

2014年11月8日土曜日

基本を身につけずして、応用などありえません。

『応用』の技を身につけた人は華麗です。

他人を魅了する力があります。

基本を身につけたからこその力です。

基本を身につけずして、応用などありえません。


どのような分野のものごとであっても、『基本の型=スタイル』というものがあります。

きちんと身につけた基本の型は、生涯忘れることはありません。

最初に、きちんとした型を学んでおくと、あとがとても楽になります。

崩れた型を身につけてしまうと、心身を壊して苦しむことになります。


パンの型

安部塾薬院校では、基本の型を学びます。

人間の身体の基本構造に素直に従います。

だから、気持ちよく身体を整えることができます。

たまにパフォーマンスとして応用型を見せることもあるかもしれませんが(笑)。


『永遠の初心者クラス』というのが、僕の変わることのないテーマです。

安部塾は、いわゆる『エレメンタリースクール=基本の学校』です。

ボディワークのエレメンタリースクールこそ、ずっと僕がやりたかったことなのです。

そして、そんな僕に賛同してくれる人たちが、次々に入塾してくれています。


12月1日の開校に向け、僕自身が日々やっている基本練習を洗練しています

コツコツと、『安部塾の基本の型』をつくっています。

セルフプラクティス=自主練習のクラスで、みんなにやってもらうためです。

難しいことは一切排除した、簡単なことを丁寧にやれる型です。


塾生には、安部塾基本の型をマスターしてもらいます。

一生忘れることのない型を。

そして、その型を、一般参加者に教えて欲しいと思います。

みんなの姿勢と体調が良くなりますように。

2014年11月7日金曜日

首を横にひねるときに連動している筋肉をほぐす方法はありますか?

安部塾ファンの男性から、こんなメッセージをいただきました。

質問メッセージ

「耳の後ろの骨を、頭頂方向に引き上げてから、そこを軸に顔を上げると大丈夫だと思います。鎖骨も横にひろげるといいかもです」って返しました。

文章で伝えるのは難しいです。


さて、首が固まるとは、どういうことなのでしょうか?

僕たちは、呼吸するとき、こんな風に頭蓋骨と仙骨が動いています。

頭蓋骨と仙骨の動き~呼吸

首が固まった状態とは、この赤矢印と逆の動きで固定化した状態なのです。

賢明な読者なら、もうおわかりかと思いますが、赤矢印のイメージで呼吸すればほぐれます。

それはもう驚異的な勢いで。

普段からこの訓練をしておくと、超絶調子が良くなるはずです。

体調の良し悪しを決めるのは、仙骨がのけ反りとうなづきだったりするのですが。

楽に呼吸ができるということは、仙骨がのけ反ったりうなづいたりするということだったりします。

横隔膜は骨盤隔膜のリードで動いてますからね。

仙骨と骨盤

仙骨の動きに合わせて骨盤が動き、それに合わせて肋骨も動きます。

横隔膜

仙骨と骨盤のつなぎ目の仙腸関節が固まると、まともに呼吸できなくなります。

何やってもダメなので、まずは仙骨を解放してあげたいものです。

2014年11月6日木曜日

簡単に姿勢を改善するんだよ

なぜ、左右の耳の後ろの骨と肩の距離を均等にすると、身体の左右のゆがみがとれるのか?

安部塾メソッドの根幹をなすテクニックですが、原理は超絶単純です。

中心軸を伸展させると歪みがとれる原理

こういうことです。

右の図のゆがみの場合、左の耳の後ろの骨から、肩を遠ざけるだけです。

そうすると、軸伸展力で自ずから真っ直ぐになります。

見た目に美しくなるので面白いですよ。

2014年11月5日水曜日

足の裏にはバネがあるのです

足裏から姿勢を改善できるのは、こんな理由からです。

足底アーチ
では、かかとを上げて立つときはどうすればいいのか?

足の裏にバネがあるとイメージしてみましょう。

足裏にはバネがある

安定して立てるでしょ?

2014年11月4日火曜日

戦士のポーズのとき、仙腸関節はどうなっているのか?


今日の安部塾大手門クラスで、仙腸関節のお話しをしました。

戦士のポーズでは、こうなっています。

戦士のポーズと仙腸関節

後ろ脚側の仙腸関節をのけ反らせると、姿勢が安定します。

頭を水平回転させるときの首の骨について

昨夜の大手門クラスで「頭はどこで支られてるんですか?」ちう質問がありました。

図に、まとめてみました。

頚椎1番(環椎)・頚椎2番(軸椎)と頭部の回旋

この頚椎がどのくらい重要かというと、この動画の通りです。




詳細はレッスンでお話ししますね。

2014年11月3日月曜日

頭の位置の大切さ~肩の真上に耳


人体の頭部の重さは、体重比で8~12%前後らしいです。

ボーリングの玉の11~12ポンドってとこですね。

というか、米5kgとか500mlのペットボトル10本って結構ですよね。

僕が、精密な頭の動かし方を練習させたい理由です。


ロルフィングで、ゴルフボールとティーで説明されてますが、わかりやすいです。

頭の重さはボーリングの玉くらいある

正しい姿勢で頭を支えていないと怖いですよね。

軸伸展と軸屈曲

正しい姿勢で支えていれば、負担はほとんどありません。


この重さですから、ちゃんと支えないといけないと思います。

11玉


同じ理由で、頭(耳の後ろの骨)から腕が生えているイメージにすると、動作が安定します。

胴体を支点にしてしまうと、頭と腕を胴体で支えることになりますからね。

そりゃ、軸もブレてしまうというものです。

安部塾で、『肩の真上に耳』を徹底させる理由です。


頭と腕

このあたりの話を、ワークショップで熱く語りたいと思います。

2014年11月2日日曜日

首を壊さないように、顔を上下に向けるには・・・・・・

さっきの記事を、さらに図解。

頭の縦回転軸のイメージ


こういうことです。

頭の縦回転軸のイメージ~首の過伸展と過屈曲

詳しい説明は、大手門の11月16日(日)の姿勢と動きのワークショップでしますね。

あ、東京の11月8日(土)の中目黒と、11月9日(日)の吉祥寺でもやります。

首をつぶして動いていると壊れてしまいますよ

こんな感じで。

首の使い方

なので、こうします。

乳様突起と肩峰

理解できると、動きの質が格段に良くなります。

2014年11月1日土曜日

姿勢を改善すると背が伸びる理由

僕の指導に忠実に練習を重ねた人たちが、健康診断で「身長が伸びた」という測定結果が出て驚かれることがあります。

こういうことです。

姿勢の良し悪しで身長が変わる件

面白いでしょ?

気持ちよくわき腹が伸びるということ

昨夜の大手門クラスの復習用画像です。

側面を伸ばすポーズ

これ、首の意識ひとつで、全然違うんですよね。

首の使い方

首の後ろをつぶすと、具合が悪くなります。

矢印のイメージでやると、気持ちよくわき腹が伸びていきます。

呼吸は、どっちが正しいのか?

現在の安部塾の猫⇔牛の動きは、こんな感じ。

基本の姿勢

猫⇔牛

ヨガジャーナルでは・・・・・

マルジャリャーサナ(猫のポーズ)

・息を吐きながら、肩と膝の位置は動かさずに背骨を丸くして天井へ突き出す。

ビティラーサナ(牛のポーズ)

・息を吸いながら、坐骨を持ち上げて胸を天井のほうへ。腹は床のほうへ沈ませる。頭を持ち上げてまっすぐ前を見る。

・・・・・・はい。真逆です。

ほとんどのところで、このやり方で教えていると思います

ちなみに、以前の僕も、この方式でやっていました。


なぜ、逆にしたのか?

簡単な理由です。

『体型や姿勢が美しく、体調がいい人たちの呼吸を観察した結果』です。

教科書に書いてあるとか、伝統的にそうだとかが嫌いな僕らしいでしょ(笑)。


その後、呼吸と仙骨についていろいろ調べてみました。

理論的根拠もわかってきました。

実際に、僕の仲間に試してもらいました。

すると、面白いくらいの効果(呼吸が自然に深くなる)がありました。


といって、以前のやり方を否定しているわけではありません。

それぞれのやり方に違う効果があるというだけです。

このあたりは、文章での説明が難しいので、塾で聞いてください。

身体を動かしながらなら、直感的に理解できるかもしれません。


というか、僕はもともと『呼吸は姿勢についてくる』という派なのです。

中心軸を意識していれば、自然呼吸でいいと考えています。


他人を思い通りに動かそうとせず、自分を愛している時の呼吸が正解。

僕はずっとそう信じて生きています。