僕 「小胸筋で肩甲骨を下制します(下げます)」
某塾生 「え? 小胸筋で肩甲骨下がるんですか?」
僕 「・・・・・・・・・」
まあ、よくあることです。
小胸筋の作用を見てみましょう。
・肩甲骨を下制する
・肋骨を挙上する
・・・・・・です(笑)。
小胸筋 |
小胸筋が死んでる人は、腕が後ろにまわりません。
肩甲骨が背中に貼りついて、浮かせることもできません。
詰みます。
安部塾では、肩甲骨の下方回旋で、小胸筋の働きを改善します。
肩甲骨下方回旋 |
肩甲骨を上方回旋すれば、ゆるみます。
肩甲骨上方回旋 |
鎖骨の動き |
いつも講座でお話している通りです。
安部塾では、「意味が理解できるまで、身体はまともに動かない」と考えています。
視覚イメージできない動きをやると破綻するので、座学に時間をかけます。
いちばん怖いのは、勢いでできてる気になること。
機能が崩壊してから後悔しても、時すでに遅し。
一度崩壊した機能は、完全には戻りません。
一度崩壊した機能は、完全には戻りません。
一度崩壊した機能は、完全には戻りません。
大切なことなので、3回書きました。
失ってはじめてその大切さに気づくのは、好きな人だけではないのです。
とはいえ、きちんと学べば、支障がないレベルまでは戻せることが多いです。
問題は、身体機能の崩壊とともに、謙虚に学ぶ機能も壊れてしまうこと。
動きが乱暴(粗雑)な人は、他人の話を聴くことができません。
この理由で、なかなか改善しないわけです。
筋肉のはたらきを知ると、動きから粗雑さが消えます。
見るからに美しい、繊細な動きに変わります。
それに伴い、態度から傲慢さが消えます。
包容力ある態度に変わり、よく他人の話に耳を傾けることができるようになります。
身体操作指導者は、相手が腕をあげさげしている姿を見れば、おおよその脳力が推測できます。
正しく腕をあげさげするのは、思ったよりずっと難しいのです。
今日の塾生講座と、明日の集中講座で、じっくり語ります。
お楽しみに♪