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3/30・31の東京ヨガクラスでやる『かんたんな牛の顔のポーズ』 |
昨夜の平和ヨガクラスで『かんたんな牛の顔のポーズ』をやった。
3/30・31の東京ヨガクラスでもやる予定。
股関節と肩関節をやわらかくする効果が絶大。
というか、股関節と肩関節がやわらかくないと、このポーズができない。
自分の胸がどれくらいひらいているか物理的肉体次元でよくわかる。
僕も、周囲に対してココロを閉ざしていた時代は、このポーズができなかった。
いや、このポーズをやりたくなかった。
『他人をコントロールする能力』を喪失して以来、何の苦もなくこのポーズがとれるように。
何かが足りないからダメなんじゃなく、余計なことをするからダメなのだ。
自分にいいところが何もないと嘆くより、他人のいいところを発見する方がいい。
他人の気持ちがわからないと落ち込むより、他人との会話を楽しんだ方がいい。
胸をひらく簡単な方法は、『相手の話を聴く』という姿勢。
自分から話そうとするから言葉がなくなったり、一方的に話しまくることになる。
相手の話を聴きながら『会話が拡がりそうな言葉』を拾うと、ホントに会話が拡がる。
『ちゃんと聴いてるよ』というのが、『会話を拡げる言葉が拾えているかどうか』でわかる。
会話は言葉のやりとりなので、『相手が言葉をはさむ隙間』をつくらなくてはならない。
ココロを閉ざしていると、黙っているか一方的にしゃべるかになってしまう。
どちらかが一方的に話すのはスピーチであって会話ではない。
会話をしないと、相手の言いたいことはわからないし、自分の気持ちも伝わらない。
相手に興味がもてないのも、相手から嫌われるのが怖いのも、根っこは同じ。
自分のことばかり考える=ココロが閉じているから。
それは、物理的肉体次元で胸を閉じている(固めている)ということでもある。
自己防衛に必死で、相手の自由意志を尊重する余裕がない。
とまあ、そんなことに気がつけば、とんでもない勢いで股関節と肩関節はやわらかくなる。
物理的肉体次元の身体的なトレーニングだけでやわらかくしようと思うと、関節が不安定に。
ケガを繰り返してしまうことになる。
エクササイズは『いま現在の自分がどれくらい胸をひらけているか』のチェックくらいの感覚。
エクササイズだけでやっていくと、いずれは体を壊してしまう。
他人より優れている必要なんて、まったく必要ない。
職業的に求められる場合を別にしてね。
大切なのは、他人をできるだけコントロールしようとしないこと。
そうしていれば、自然と胸はひらいてくる。
他人をコントロールしようとしているうちは、胸はひらけない。
他人をコントロールしようとしたまま物理的肉体次元で胸をひらこうとするのは自滅行為。
関節には感情が蓄積されている。
蓄積された感情を解放すれば、肉体次元の関節がやわらかくなる。
逆に言えば、相手と会話が成立すれば相手の関節もやわらかくなるということ。
だから僕のクラスでは、参加者同士で会話しながらエクササイズをしている。
黙々とひとりでやりたいのなら、引きこもっていればいい。
みんなでやる意味は、会話をすることでココロをほぐすことにある。
気づいてみれば簡単なことなんだけどね。
他人をコントロールすることに躍起になっているうちはそれがわからない。
そんなもの。
コントロールを手放すためには、他人に期待するのをやめて自分に期待すればいい。
他人に対する期待がなくなると、相手がどう感じているかが感じやすくなる。
胸をひらくって、奥が深い行為。