2015年11月29日日曜日

骨盤底筋群≒骨盤隔膜は締まるもの(意識的に締めなくても)

安部塾では、骨盤底筋を引き上げる練習はしません。きちんと息を吐ければ、骨盤底筋は自然と収縮すると考えているからです。逆に、息を吐けない=肋骨ひらきっぱなしのときは、どんなに意識してみても、骨盤底筋はゆるみっぱなしだと考えています。

ならば、やるべきことは『きちんと息を吐くための神経筋訓練』です。僕が指導している方々の引き締まった下腹と仮肋骨の美しさはそのまま、よく締まる骨盤底筋と同期しているのです。

息を呑むほどに、虜になるほどに美しいウエストラインこそ、安部塾が目指す骨盤底筋群のあるべき姿なのです。

2015年11月25日水曜日

関節をゆるめるということは、筋肉の機能をダメにしてしまうことです。自分と他人の境界線を引きましょう。

関節は筋肉がバランスよく収縮することで締まり、安定した機能を発揮します。

無理に関節をゆるめようとすると、筋肉の収縮バランスが崩壊し、不安定になります。

ケガや故障が頻発し、自律神経系の機能までおかしくなります。

間違っても、関節をゆるめようとは考えないのが安部塾の流儀です。


わかりやすいのは胸郭(肋骨)ですね。

胸郭がゆるんでひらきっぱなしになると、身体全体の力学的バランスが崩壊します。

外腹斜筋・内腹斜筋の機能が失われ、息を吐けなくなります。

結果、独善的(ワンマン)な言動や、不平不満や猜疑心が生まれます。

胸郭

胸郭がひらきっぱなしの人を観察してみましょう。

やたらと他人を操作(コントロール)しようとしているはずです。

吸いっぱなし状態=ゆるみっぱなしです。

他人を自分の思い通りに動かそうとすると、お腹の形状が醜くなります。


独善的・支配的な人のお腹には、特徴的形状がありますよね?


胸郭が締めれる人を観察してみましょう。

他人と自分の境界線(バウンダリー)が、きちんと引けているはずです。

胸郭が締まると、『私は私、あなたはあなた』という感覚が理解できます。

胸郭を締めれる人は、自分と他人のそれぞれを大切にできます。


胸郭の機能

息を吐けるということは、自分の気持ちを伝えることができるということです。

その上で、自分の要望を、相手に表明できるということです。

それは、自分の気持ちを率直に伝えようとすることです。

決して、相手を攻撃しません。


感情的になるのではなく、感情を表現できるのです。

関節をゆるめている人には、この違いがわかりません。

自分と相手は違う人間であるということ。

相手は自分の期待どおりの人間だとは限らないということがわからないのです。


自分の感情と相手の感情は別ものです。

自分の感情は、自分だけのもの。

相手の感情は、相手だけのもの。

相手の感情について、自分は責任を負いません。

自分の感情について、相手は責任を負いません。

相手の感情を、コントロールしようとしません。

自分の感情は、コントロールされません。

自分の感情を表現するかしないかは、自分で選択します。

相手が相手の感情を表現するかしないかは、相手が選択します。

自分の行動は、自分で決めます。

相手の行動は、相手が決めます。

自分の行動を相手がどう評価するかは、自分の価値には関係ありません。

相手の行動を自分がどう評価しても、相手の価値には関係ありません。


自分は、相手の期待に応えるために生きているわけではありません。

相手も、自分の期待に応えるために生きているわけではありません。

自分か相手が、自己犠牲的言動をとると、境界線が引けなくなります。

お互いに、真摯で率直であること=関節を締めれることが大切なのです。


どんなエクササイズを好むかを観察すると、付き合うべき人が判別できます。

きちんと関節を締めるエクササイズを好む人と付き合うのは楽しいです。

境界線がきっちり引けますから。

お互いの領域を大切にし合えるって、とっても楽しいものです。


最近、塾生が続々と値上げをしました。

値切る人=関節ゆるみっぱなしの人たちとの決別現象です。

値切る人というのは、境界線を引けない人です。

境界線を引ける人は、指導者のことを大切にしてくれる人です。

そして、関節を締めることができる人でもあります。

当然、メキメキと良好な効果を得ていけます。

関節ゆるみっぱなしの人は、何もかも誰かのせいにします。

そして、人間関係ごと健康状態を崩壊させてしまいます。


人間関係と健康状態を改善する鍵は、『胸腰筋膜』なのかもしれません。

胸腰筋膜と境界線(バウンダリー)

12月6日(日)の『母親のワーク』で、境界線について説明したいと思います。

2015年11月24日火曜日

胸腰筋膜~関節は緩めてはいけません。関節は締めましょう。そうすると筋肉が柔らかくなりますよ(^^♪

先日の集中講座の復習用画像をつくってみました。

■胸腰筋膜

背中~胸にかけて存在する強靭な筋膜です。

呼吸で作用する上後鋸筋・下後鋸筋と深く関係しています。

胸腰筋膜

安部塾では、内腹斜筋・腹横筋・腰方形筋を機能させて胸腰筋膜にテンションをかけます。

腹直筋と腹横筋の交差部で下腹部を締めることで安定した体幹をつくります。

胸腰筋膜

腕の上げ下げによって広背筋を介して胸腰筋膜の過剰な緊張状態を緩和できます。

安部塾方式(=プロメテウス解剖学に忠実に動く)でやればですが(笑)。


で、関節をゆるめてはいけません。

関節が不安定になってしまうからです。

不安定な関節は、筋膜を過剰に緊張させてしまいます。

結果、身体が壊れてしまいます。


今回の集中講座では、僕の柔らかい筋肉に触れてもらいました。

「関節を締めて動かすと、こんなに筋肉の質が良くなるんですよ♪」的な感じで。

関節を締めるためには、プロメテウス解剖学のグレーの解説を暗記するのが基本です。

プロメテウス解剖学に書いてある通りに身体を動かせばいいのです。

プロメテウス解剖学コアアトラス

安部塾の身体操作はすべて、プロメテウス解剖学に忠実です。

プロメテウス解剖学に書いていないことは、提案しません。

だから、誰も身体を壊しません。

安全に身体機能を改善できます。


ケガや故障は、慢心した指導者がオリジナルをやるからだと考えています。

安部塾では、オリジナルではなくプロメテウス解剖学に忠実に指導するように塾生に説いています。


あ、グレイ解剖学もいいですよ。

グレイ解剖学

「せめてプロメテウス解剖学くらいは全暗記しておいてくれないと(^^♪」

習う立場の人にしてみれば、最低限到達しておいて欲しいレベルなんじゃないかと思うのです。

解剖すら知らない人に指導されるなんて、恐ろしいことですからね。

流れとインストラクションだけ覚えたような人に身を任せるなんて、怖くてありえないことです。


というわけで、今後の塾生講座も、基本に忠実に学んでもらいたいと考えております。

美しい体型と良質な筋肉が、『わかっている指導者の証』ですからね。

2015年11月7日土曜日

痛みについて理解できる動画

痛みについて理解すると、人生が良い方に変わります。


これ、わかりやすいです。





慢性疼痛対策のためにオーストラリアで作られたアニメーションビデオの第2弾。前回と­同じスタッフで日本語字幕を付けました。オリジナルは、サウスウェールズ州「ハンター­統合痛みサービス」のWebサイト内にあります。



Thanks to Sei Fukui, M.D. for this version of Brainman stops his opioids





安部塾では、痛みに対して『正しい動き』と『正しい呼吸』で対応します。

脳機能が改善するにつれて、痛みが消失します。

痛みに対して最も効果があるのは『学習』と『運動』です。

決して『依存』ではありません。


誰かに治してもらおうとする時代は、もうすぐ終わると思います。

自らの知性によって、痛みをなくしていく時代の到来です。

2015年11月5日木曜日

正しい運動(姿勢・動き・呼吸)が、壊れた脳(委縮した脳)を修復する。

安部塾には、間違った運動によって身体を壊した人たちがやってきます。

大体は、何のエビデンス(根拠)もないデタラメな運動法をされてあります。

最悪なのは、機能解剖学的に明らかに間違っている運動です。

『自分のところのやり方が特別』と喧伝しているところで習っている場合が多いです。


僕はよく、「正解の動きはひとつだけ。あとは全部間違いです」って言います。

特別な動きなんて、存在しません。

だから、トップレベルの人たちの動きは、みんな同じになります。

息をのむほど・虜(とりこ)になるほどに美しい動きに。


そう。

その動きをやって痛みが出るということは、その動きは間違っているのです。

そして、その間違った動きは脳を壊します。

痛みによって脳が委縮してしまうのは、最近の脳の研究で明らかにされています。


「壊れた脳で考えつくことなんて、根本から間違っていますよ」

僕はいつも塾生にそう言います。

『脳 委縮』で検索してみてください。

ちょっと真剣に考え直したくなるはずです。


参考→『強いストレス』は脳の機能低下や委縮を引き起こすことが明らかに



安部塾でやっていることは、正しい姿勢・動き・呼吸の習得です。

プロメテウス解剖学をはじめとする解剖の本による『読書療法』です。

何が書いてあるかわからない人が多いので、簡単に解説をします。

講座に通いつめた人たちは、身体どころか人間関係まで健康的になっていきます。


脳が壊れている人は、座学で痛みがなくなる仕組みを理解できないことがあります。

間違った動きで痛みが出ている状態の、いちばん難しいところです。

『一から全部、自分の動き=感じ方・考え方が間違っている』ということがわからないのです。

魔法ではないので、自覚がない人に対しては効果をあげることができません。


プロメテウス解剖学を読んで、「あ~やばい。めっちゃ勘違いしとった」って感じれる。

そんな人は、とてもラッキーです。

人生がコペルニクス的に反転して健康的になります。

それまでの自分の生育歴を客観視できるようになってきます。


『特別な人』とか『特別な何か』に依存するのはよくないと思います。

健康でいられる『居場所』があるのは素敵なことだと思います。

僕は、『きちんと自他の境界線を引ける居心地がいい場所』として薬院校をつくりました。

もうすぐ、東京にも、そんな居場所ができる予定です。


脳の修復に来てくださいね。

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■集中講座の御案内