2014年8月8日金曜日

上体反らし(後屈=バックベンド)と股関節の外旋

昨日は、中央区某所での月1クラスでした。

元バレエダンサーさんが参加されてたので、上体反らしをやってもらいました。

本人希望により、顔がわからなくしてます。

上体反らし
上体反らし
上体反らし(フルコブラ)

バレエダンサーは、股関節を外旋=ターンアウトしてから動くことが多いです。

上ふたつの写真がわかりすいですが、つま先が外を向いてますよね。

下のフルコブラも、膝を伸ばせば外旋となります。

このため、反りで体を痛めにくくなりますし、足先が美しく見えます(バレエ的な意味で)。


股関節を外旋しているので、骨盤が後ろに傾いて、お尻が小さくなります。

腰椎の前湾が少なくなって、腰から背中が平らになります。

バレエダンサーの中性的な妖精体型は、股関節の外旋によるものが大きいと思います。

バレエ的に美しい姿勢・動きが、必ずしも良好な姿勢・動きというわけではないと考えています。


ピラティスが普及したことによって、バレエダンサーの障害が激減しました。

力学的に安定した姿勢をとるピラティスは、バレエとの相性が良いのです。

バレエの動きは、『超人的身体能力で、不自然な動きをやりこなす』という性質のもの・・・・・・

僕は、そのように認識しています。


まあ、ピラティスはピラティスで、ピラティスだけやっていると『ピラティス体型』になってしまうわけですが。

人間という生命体は、いろいろやらないとバランスがとれない生き物なのだと思います。