2014年8月19日火曜日

ディープキスと頭と背骨~舌の使い方で姿勢が変わる

以前、こんな記事を書きました。

アゴは引いた方がいいのか? 出した方がいいのか? 良い姿勢とは?

詳細はリンク先を読んでみてください(身体操作の基本的な内容です)。




見た目に緊張が強く、暗い印象を受ける人は、あごを引いています。

肩甲骨を上げて、おでこを緊張させています。

このとき、舌はどうなっているでしょう?

下に落っこちて、縮こまって引っ込んでいるはずです。


口を閉じることができないので口呼吸になります。

笑ったときに、上唇がめくれて歯が丸見えになってしまいます。



見た目にやさしく、明るい印象を受ける人は、あごを上げています。

肩甲骨を下げて、おでこをゆるめています。

このときの、舌がどうなっているかというと……

上あごを支えるように密着しています。


自然と口が閉じるので鼻呼吸になります。

笑ったときに適度に口が開いて、さわやかな笑顔になります。


そうなのです。

ディープキスが好きな人の笑顔が素敵なのは、こんな理由も絡んでいるかもしれないのです。

ディープキス好きな人って姿勢いいですよね?

フランクフルト平面水平ではちゃんとキスができませんから。


舌を伸ばして上に向けるという動きは、カンペル平面水平を誘導します。

恋人ができると美しく(かっこよく)なるのは、姿勢が良くなるからだと僕は思います。


ディープキスをする相手がいない人はどうしたらいいのでしょう?

筒井康隆の『乱調文学大辞典』に、こんな解説があります。

ひつぜつ【筆舌】 舌で字を書くこと。

上あごに舌で字を書くことにハマったことがあるそうなのですが、実際効果的です。


あ、そうそう。

「よく噛んで食べよう」という意見に、僕は懐疑的です。

「よく舐めて(舌で遊んで)食べよう」という意見を推奨しています。

舌を使わないことがあごの不調の原因で、無理やり噛み合わせを修正してはならない派です。


また、舌のマッサージもやらない派です。

自律的に動かさないと、かえって姿勢がおかしくなるという理由です。


まあ、相手がいる人は、しっかりと舌を絡めてキスしてみてください。

「やってよかった」感満載になりますから。


相手がいない人は、食べ物を舌で味わいましょう。

人生変わると思いますよ。