以前、こんな記事を書きました。
アゴは引いた方がいいのか? 出した方がいいのか? 良い姿勢とは?
詳細はリンク先を読んでみてください(身体操作の基本的な内容です)。
見た目に緊張が強く、暗い印象を受ける人は、あごを引いています。
肩甲骨を上げて、おでこを緊張させています。
このとき、舌はどうなっているでしょう?
下に落っこちて、縮こまって引っ込んでいるはずです。
口を閉じることができないので口呼吸になります。
笑ったときに、上唇がめくれて歯が丸見えになってしまいます。
見た目にやさしく、明るい印象を受ける人は、あごを上げています。
肩甲骨を下げて、おでこをゆるめています。
このときの、舌がどうなっているかというと……
上あごを支えるように密着しています。
自然と口が閉じるので鼻呼吸になります。
笑ったときに適度に口が開いて、さわやかな笑顔になります。
そうなのです。
ディープキスが好きな人の笑顔が素敵なのは、こんな理由も絡んでいるかもしれないのです。
ディープキス好きな人って姿勢いいですよね?
フランクフルト平面水平ではちゃんとキスができませんから。
舌を伸ばして上に向けるという動きは、カンペル平面水平を誘導します。
恋人ができると美しく(かっこよく)なるのは、姿勢が良くなるからだと僕は思います。
ディープキスをする相手がいない人はどうしたらいいのでしょう?
筒井康隆の『乱調文学大辞典』に、こんな解説があります。
ひつぜつ【筆舌】 舌で字を書くこと。
上あごに舌で字を書くことにハマったことがあるそうなのですが、実際効果的です。
あ、そうそう。
「よく噛んで食べよう」という意見に、僕は懐疑的です。
「よく舐めて(舌で遊んで)食べよう」という意見を推奨しています。
舌を使わないことがあごの不調の原因で、無理やり噛み合わせを修正してはならない派です。
また、舌のマッサージもやらない派です。
自律的に動かさないと、かえって姿勢がおかしくなるという理由です。
まあ、相手がいる人は、しっかりと舌を絡めてキスしてみてください。
「やってよかった」感満載になりますから。
相手がいない人は、食べ物を舌で味わいましょう。
人生変わると思いますよ。