2014年8月2日土曜日

肩こりと腰痛を和らげるポーズの一例~筋肉の過剰緊張と抑圧された怒り

肩こりや腰痛を和らげる効果があるとしてよく紹介されるのが、このポーズです。

肩こりと腰痛を和らげる~牛の顔のローランジ

やってみるとわかりますが、気分が良くなります。

実際、痛みが和らぐのが実感できます。

このポーズには、自分が抑圧している怒りを解放するきっかけをつくる力があるようです。

終わった後で、抑圧していた怒りを表出して楽になる人を、よく見かけます。


肩こりも腰痛も、元をたどると、『抑圧された怒り』という感情と向き合うことになります。

※外傷や運動性の腰痛は除きます。

なので、体操だけでどうにかなるものではありません。

が、しかし、筋肉の過剰緊張を和らげて、感情解放の機会を得ることはできます。


もしも、感情を無視して、体操ばかりしていたらどうなるでしょう?

はい。肉体が壊れてしまいます。

『身体をやわらかくするなら、まず心から』

その言葉の意味を、考える必要があると思います。


体操に限らず、マッサージや各種物理療法なんかもそうです。

感情を抑圧したまま、その場しのぎを繰り返すとどうなるかなんて容易に想像できます。

物理刺激だけで状況が改善できるほど、僕たちの心身は単純ではありません。

何をしても良くならないのは、感情を抑圧しているからということも多いのです。


物理刺激でごまかしていると、物理刺激に対する依存症に陥らせてしまうことになります。

まずいですよね?


最近、『ありのままに』がブームになったことがありました。

ありのまま=他人の思い通りに動かされないということです。

なので、他人を自分の思い通りに動かそうとするのをやめるということになります。

これもやってみればわかりますが、肩こりや腰痛が消失してしまいます。


「ありのままに生きたいのなら、他人を変えようとしてはいけません」

よく言われることですが、ほんとそうだと思います。

他人を変えようと躍起になっている人の肩や腰に触れてみればわかります。

カチカチに固まっていますから。


ありのまま~自分の感情と向き合っている人の筋肉は、ふわっふわです。


筋肉は感情を記憶します。

そのことを忘れずに体操をすることが大切だと思います。