2022年9月1日木曜日

シンプルな2拍子で呼吸運動と歩行運動をすることで、心身のバランスがとれ、スッキリします。

 リズムとは、強弱・明暗・遅速などの周期的な反復であり、音楽を成立させるもっとも根本的な要素です。生命の根源的衝動によって起こる運動とその秩序、それに結びついて自然に生まれる拍子を含めたものをいいます。

 心身を調えたいときは、呼吸・歩行・咀嚼など、日常生活レベルのリズム機能を改善することが大切です。人間の足踏みと相性がよいのは2拍子です。行進曲(マーチ)でよく使われます。2拍子は、「強拍・弱拍」が交互に繰り返されるシンプルな拍子です。4分音符を1拍とした4分の2拍子、2分音符を1拍とした2分の2拍子は、こんな感じです。

2拍子

 3拍子は、「強拍・弱拍・弱拍」という組み合わせでできていて、西洋舞曲でよく使われます。4分音符を1拍とした4分の3拍子、8分音符を1拍とした8分の3拍子があります。

3拍子

 4拍子は、「強拍・弱拍・中強拍・弱拍」の組み合わせで構成されます。あらゆるシーンで使われています。4分音符を1拍とした4分の4拍子はこんな感じです。

4拍子

 8分の6拍子は、付点4分音符を1拍とした2拍子です。2拍子と同じく人間の足踏みと相性がよいので。行進曲(マーチ)でよく使われます。
8分6拍子
 
 特殊なリズムを使ったダンスなどの運動を実践して、かえって心身のバランスを崩すことがあります。私は、変拍子(混合拍子)は、呼吸・歩行・咀嚼などの運動との相性が悪いと考えています。スクワット、ジョギングなども同様だと存じます。

 わたしが多用している4つ打ちは、呼吸運動・歩行運動ともに相性がいいです。バスドラム(大太鼓)=キックの音に足を合わせるので、簡単にリズムをとることができます

4つ打ち

 最低で5分、できれば30分程度、集中して呼吸や歩行などを二拍子で行うことで、心身の活性化を起こすことができます。まず頭が覚醒してスッキリし、心身のバランスがとれ、意欲が湧いてきます。自律神経のはたらきが安定し、顔の血色がよくなり、明るくなります。いわゆる不定愁訴(医学的検査で原因のわからない体調不良全般)もなくなります。

 9~10月の各地のワークショップで解説いたします。

機能運動学大牟田サークル

9月4日(日) → 詳細

 

☆東京ワークショップ

9月9・10・11日(金・土・日)→ 詳細

  

☆新宮校ワークショップ(休日)

9月18日(日)・25日(日) → 詳細 

 

☆大阪ワークショップ

9月23日(木)→ 詳細

 

☆名古屋ワークショップ

9月24日(金)→ 詳細

 

☆神戸ワークショップ

9月25日(土)→ 詳細

 

☆新宮校ワークショップ(平日)

9月26日(月) → 詳細

 

☆下関ワークショップ

10月1日(日)→ 詳細