10月の各地のワークショップで、「股関節の動きとステップ(足運び・足踏み)による機能改善テクニック」の解説をします。
股関節の動き |
今回は特に、股関節の内外旋(ないがいせん)について深堀りしようと考えております。
外旋・内旋の定義は、
外旋→大腿軸を中心として外方へ回旋する動き。大腿前面が外に向くようにねじれる。
内旋→大腿軸を中心として内方へ回旋する動き。大腿前面が内に向くようにねじれる。
と、なります。上の図を見てみてください。外旋では足先が外側へ向き、内旋では足先が内側へ向きます。
股関節回旋の関節可動域は、座位よりも腹臥位の方が大きい傾向があります。男性においては、股関節の内旋の可動域より外旋の可動域が大きい傾向があり、女性においては、内旋の可動域が外旋の可動域より大きい傾向があります。同側内外旋および左右において股関節回旋可動域が非対称の人が多く、ステップワークによって股関節回旋可動域の偏位を調整することで不調が改善することがあります。
股関節の内外旋可動域 |
また、ステップワークでは、股関節の分まわし運動も改善します。股関節を中心とした円錐の形に動きがつくれることで、さまざまな動作がスムーズになります。
股関節の分まわし運動 |
9~10月の各地のワークショップで解説いたします。