私たちは、お互いの表情を見つめ合うことで、表情コミュニケーションができます。
そして、言葉を交わし合うことで、言葉でのコミュニケーションができます。
コミュニケーションが、私たちの心をつくってきました。
「よく視える・よく聴ける・よく喋れる」ことで、心が豊かになってきたのです。
私たちの眼が悪かったら、相手の表情がわからなくなります。
視えている人の見え方・見えていない人の見え方 |
ぼやけた見え方では、相手の細かな表情がわかりません。
結果、相手の心を感じることができません。
また、自分の表情も乏しくなります。
よく視えていない原始のサルに表情がないのと、同じことが起こります。
はっきりと視える眼で見つめ合うことで、そこに愛が生まれるのです。
そして、「白目」の意味についても解説をしました。
私たちの白目には、「自分がどこを見ているのか」を相手に伝える機能があります。
白目がない動物と違い、見ている方向がバレバレなのです。
争いを肯定する動物には、白目がありません(争いに不利だからです)。
お互いの表情を見つめ合い、愛の言葉を交わすことを選択した私たちには、白目があります。
白目があるのは、人間だけです。
私たちは、コミュニケーションを深めるために、白目を選択したのです。
「あなたのことを、見つめています」という気持ちを伝えること。
そして、愛し合うことから、「社会」が生まれてくるのです。
今日からの薬院校お盆集中講座の私のテーマは、「見つめる」です。
身体機能を向上させる理由は、「愛し合うため」です。
その基礎となるのは、相手の表情を見つめることです。
そこから自然と生まれてくる表情と言葉には力があります。
その力を、感じてください。