まつりの最後をしめくくる御礼の言葉のとき、彼女が号泣してしまいました。
その瞬間、僕も含め、みんなが号泣しました。
心身ともにボロボロになりながら、一緒に頑張っている仲間のためにやり遂げた涙でした。
龍宮城まつり お礼の言葉 |
どんな状況でも、明るさを失わない声。
その姿はまさに、『小さき太陽』でした。
このまつりの竜宮神社の演出を引き受けたとき、僕はROKUちゃんにお願いしました。
「前夜祭で『小さき太陽』になってくれ」
自分がやるべきことを瞬時に理解した彼女は、小さき太陽となって舞ってくれました。
そんな彼女の姿を見たみんなが、こころをひとつにしました。
その中のひとりに、福元奈由さんという女性がいます。
FBコメントらんより |
4日のビーチゾーンでの彼女の献身的な態度は、みんなを感動させました。
やはり、一緒に頑張っている仲間たちのために、彼女もやり遂げたのだと思います。
彼女の笑顔が、参加者の心を明るく照らします。
彼女もまた、『小さき太陽』そのものでした。
龍宮城まつり ビーチゾーン カポエイラWS |
人の心は、理屈をこね回して自分の正当性を主張していても動いてはくれません。
みんなのために必死になれる人は、同じく必死になれる人の心を動かせます。
必死になって頑張っている人を見て、ほおってはいられない人はたくさんいるのです。
ROKUちゃんが小さき太陽になったことで、たくさんの小さき太陽たちが生まれました。
自分がよく思われたいとか、高く評価されたいとか、すごい人と思われたいとか……
そんな気持ちでいたとしても、誰も助けてはくれません。
しかし、折れそうな心を気力で支えて、みんなのために頑張っている人は助けてもらえます。
そんな必死な人の気持ちがわからない人が、心ない言葉をかけたりということもありますが。
他人の気持ちがわからない人は、誰からも相手にされなくなります。
相手の気持ちをわかりたかったら、同じ立場に自分を置いて、同じように頑張るしかありません。
自分を安全圏に置いて、横からごちゃごちゃ横槍をいれているうちは、気持ちを理解できません。
相手と同じ痛みを感じなければ、何もわからないのです。
精一杯頑張って、同じ痛みを共有したみんなは、共感し合いながら号泣しました。
みんなの気持ちをわかっているかのように、その夜、涙雨が降りました。
まつりに参加した仲間たちが、「こんなに感動したのははじめて!!」と言ってくれました。
小さき太陽たち……本当にありがとうございました。