頸反射を応用した三角のポーズの調整 |
ぶっちゃけ、足の裏の使い方と頸の使い方さえ理解できていればいい気がする。
姿勢の調整は、無意識レベルでの『反射』にまかせてしまったほうが楽だから。
あれやこれや意識すると、姿勢を保つのがしんどくなってしまう。
下関WSでは、そんな視点からイロイロ提案させていただいた。
重心やら中心軸やらへの意識って、精神面の安定のためにも大切なこと。
最近、ホントにそう思う。
何かに頼りたい・誰かにすがりたいという依存心が強いと、姿勢が不安定。
基本、自分の足で立てないと、他の誰かと健全につながるのが困難になる。
姿勢を安定させるという決意を固めるのは、精神的な自立にもつながる気がする。
センセイというのは有能な情報提供者であって、依存の対象ではないわけだし。
僕のクラスでは、複雑な上級ポーズはやらない。
決意を固めて、自分の意志力でやればできる簡素なポーズをやる。
できているかどうかの基準は、『見た目に美しいかどうか?』。
過剰な柔軟性や筋力の獲得を目指すつもりはまったくない。
依存心が強いと、最初に『自分の短所』を見つけて言い訳をしてしまう。
短所は長所でもあるので、それを活かす方法を学べばいい。
だから、自己卑下をして卑屈な気持になってはならない。
他人は他人・自分は自分と、違いを楽しめるようになりたい。
僕自身、欠点だらけ。
けれど、それがあるからこそ、いまの僕がここに存在する。
頸反射の研究をしていると、『何に目を向けるか』ということの重要性を痛感する。
いまここにいる自分にきちんと目を向けて、いまやるべきことをやるのが自然。
これからも研究を継続していきたい。