河図 洛書 |
陰陽について学ぶと、いま何をしたら自分の身体が整うのかがわかります。
お互いに反対の性格をもち、対立して互いを制御していること、お互いに相手の存在に依存しながら成り立っていることに始まり、さまざまなことを学ぶ中で、身の処し方が合理的になっていきます。
旧中国において、天と人間とは本来的に合一性をもつとし、あるいは、人は天に合一すべきものとする思想。中国では、超越的存在としての天の概念がきわめて有力で、人の天に対する独自性は発想されることが少なかったから、人の天への合一が、人間の不完全性の克服として考えられた。 内山俊彦 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
天と人とは理を媒介にしてひとつながりになっています。古代には、人の心・性は天と通じあっており、また人には天が投影していると考えられていました。
天(森羅万象なる自然)と人とが統一体であると考えて行動していると、当然の結果として運がよくなる=楽に生きていけるようになるのです。
陰平陽秘(いんへいようひ)
陰は精・血・津液・筋肉・骨など物質を指す。陰は体を構成して充実させる。平は平常な状態。陽は各臓腑の生理機能を指す。秘はかくす、守ることを指す。陰陽が互いに助け合い、体を構成しながら守り、常に動的なバランスを保っていること。
陰陽対立(いんようたいりつ)
陰と陽は、互いに反対の性格をもち、対立して互いを制御していること。
陰陽互根(いんようごこん)
陰と陽は、互いに相手の存在に依存しながら成り立っていること。陽の代表である太陽、陰の代表である月は互いに依存することで宇宙になっている。
陰陽消長(いんようしょうちょう)
陰と陽は一定条件のもとで互いに消長したり生長したり変化し合うこと。
陰陽調和(いんようちょうわ)
陰陽平衡(いんようへいこう)ともいう。陰と陽のバランスがとれたよい状態を指す。
陰陽転化(いんようてんか)
陰は陽へ、陽は陰へ、一定条件のもとで互いに転じて変化できること。
陰陽偏衰(いんようへいすい)
陰と陽のバランスが偏り、どちらかが衰弱する状態のこと。
陰陽編盛(いんようへんせい)
陰と陽のバランスが偏り、どちらかが盛んになる状態のこと。
陰損及陽(いんそんきゅうよう)
〈陰損は陽に及ぶ〉陰陽互根の原理から、陰が不足した状態が長引くと、陽の不足した状態が長引くと、陽の不足をまねくこと。
陰盛則陽病
〈陰、抗盛なれば則(すなわ)ち陽、病む。〉陰気が盛んになると、陽気が損傷され衰える。
中医用語辞典 辰巳洋 源草社 |
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