人間の心臓は持久運動能力を増大させる方向で進化してきた。だから活動していた方がいい。 https://t.co/0wE7NjylKH
— 💊Toshiyuki Horie|堀江 俊之 (@ToshiyukiHorie) September 24, 2019
こんな記事があります → 心筋梗塞リスク、腕立て伏せ回数で予測可能? 米研究
心筋梗塞や脳卒中に代表される心血管疾患は、世界各国で主な死因の1つになっています。喫煙、高血圧、糖尿病などは心血管疾患のリスクを高める危険因子であり、反対に、運動はリスクを低減することが知られています。
米ハーバード大学公衆衛生大学院のJustin Yang氏らは、心肺持久力の代替指標として、腕立て伏せ能力(一定のペースで持続可能な回数)が役に立つのではないかと考え、その後の心血管疾患などの発生との関係を調べました。
腕立て伏せの回数が多い人ほど、登録時点の心血管疾患の危険因子(BMI、血圧、総コレステロール値、LDLコレステロール値、中性脂肪、血糖値など)の数値が低いという、逆相関関係があることが分かりました。
[注1]心肺持久力が良好な人では、心肺機能が効率的に働いて、たくさんの酸素を体内に取り込むことができる。
決まったペースで10回以下しか腕立て伏せができなかった人(参照群)に比べ、40回を超えて腕立て伏せができた人の心血管イベントリスクは、96%も低くなっていました(表1参照)。参照群と比較すると、11回以上実施できた人々の心血管イベントリスクは、全て統計学的に有意に低くなっていました。
トレッドミル検査を行って評価した心肺持久力と腕立て伏せ能力を比較すると、心血管イベントリスクとの関係は腕立て伏せ能力の方が強力でした。
引用ここまで
すぐにバテてしまう人を観察してみると、運動を回避しているのがすぐにわかります。
「いかに動かずに生きていくか?」ということに頭を使っているように見えます。
自分は動かずに指示だけ出そうとします。
けれど、身体が動かない人の指示は的を射ていないので、なかなかうまくいきません。
さて、腕立て伏せです。
私は、16~28歳の間、ひたすら腕立て伏せをしていました。
途中、ベンチプレスに浮気したこともありましたが、「最大筋力より筋持久力!」と考え、あえて強度を落として回数をこなすようにしてきました。
結果は、いい方に出ました。
最近の安部塾のレッスンや講座は、ひたすら筋持久力を高める方向に進んでいます。
「動ける(動こうとする)人だけが残ったなあ」って思います。
言うまでもありませんが、血管の健康は脳の健全さを支えています。
脳の血管のトラブルによって脳細胞が壊れると、脳血管疾患が生じます。
主な脳血管疾患には脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血などがあります。
体感的に、MRIなどで診断できるほどの破壊でなくても、問題が起きると感じています。
普段から運動をしていないと、血管が細くなってしまい、血管の病気になりやすくなります。
運動しないことで脳血管疾患を起こし、運動機能を失う。
ある意味、「動きたくない」という願いが叶っているとも言えますが、思い通りに身体が動かないのはつらいと思います。
運動機能の消失がもたらす人生の質の低下はケタ違いです。
今日のレイゾーナでのプロメテウス解剖学講座は、『持久的運動と脳』の解説をしたいと思います。
本日が最終日なので、それにふさわしい内容となります。
9月26日の大阪集中講座と28日の神戸集中講座で、腕立て伏せの解説いたします。
御参加、お待ちしております。
フラフープを使ったボクササイズ pic.twitter.com/7DQkPwhNQX
— 安部吉孝@身体操作指導者・舞人 (@yocchan19681) September 24, 2019