内容は、
・ヘッドノッディング(頭蓋骨脊椎関節のモビライゼーション)
・ヘッドターニング(環軸関節のモビライゼーション)
・ロッキング(腰椎のスタビライゼーションおよび股関節と肩甲上腕関節のモビライゼーション)
・フローティングアーム&レッグシリーズ:アーム&レッグリフト(腰椎のスタビライゼーションと肩関節および股関節のモビライゼーション)
・キャット(脊柱のモビライゼーション)
・ペルビックティルト(腰椎モビライゼーション)
・ペルビックカール(胸椎と腰椎のモビライゼーション)
……すべて地味な、一般受けはしない、固有感覚を磨きたい人向けの内容とした。
平成最後の講座 |
吸って、骨盤底筋群を締める。
吐いて、骨盤底筋を引きあげる(引き込む)。恥骨のすぐ上を、仙骨岬角に近づける。
胸骨を胸椎の方に沈め、下位肋骨を骨盤の方に集める。
腰椎を安定させ、胸郭をやわらかく……地道な積み重ねの基本を丁寧に解説した。
呼吸と動きと姿勢を学ぶということ。
原点に還り、一般受けしそうなネタはすべて封印し、大切なことにだけ集中。
いちばん最初の、「吸って骨盤底筋を締める」。
夢に出てくるくらい、繰り返し繰り返し誘導した。
ここを間違えたら、その先はすべて間違い。
手順(次第)というのは、1箇所でも間違えたらそこで終わる。
5月3日より、新宮校実技室での礼和の講座が始まる。
これまでの甘さはすべて禊祓い、厳しくも有意義な内容とする。
ペアワークとパートナーワークは全廃。
僕が、1名1名呼吸と動きを直していく。
一番一番のすべてが真剣勝負。
記録を禁止し、おのれの眼(まなこ)と耳で記憶に残してもらう。
記録に残さず、記憶に残す。
それが、令和の安部塾身体操作技法の基本となる。
実技室は僕にとっての聖域。
だから本気を出せる。
禊祓いレベルの身体操作を目指したい。
本気の人たちだけを相手に、真正面から向き合いたい。
今後の安部塾は、承認欲求を満たす場としては機能しない。
無駄な自己アピールをする人たちの参加は認めない。
地味で厳しい修練の場とする。
圧倒的な努力を積み重ねたい人の楽園。
それが、令和の安部塾の在り方となる。
昇龍のように活動をしていきたい。