2019年4月11日木曜日

体感する解剖学講座(初日)

昨日、レイ・ゾーナで『体感する解剖学講座』やりました。

『体感する解剖学講座』

塾生も参加していますが、座っている姿勢でわかります(笑)。

Ⅰ型筋繊維(赤筋繊維・遅筋ST)が発達し、毛細血管が機能しているのです。

初回なので、毛細血管と固有感覚の解説をしました。


固有感覚とは、現在の自分の姿勢がどのようになっているのか、どの筋肉にどのような力が加わっているのかなど、自分の関節の屈曲・伸展レベルや筋肉の緊張・弛緩レベルを感じとる感覚です。

身体各部の関節の動きや位置を把握することで、正確に身体を動かすことができます。

筋肉や関節にあるセンサー機能としての感覚です。

固有感覚は身体操作のアクセルやブレーキのような役割があります。

固有感覚が機能していない人には特徴があります。

・精密で細かな動作が苦手。
・微妙な力加減の調節が困難で動作が乱暴・粗雑。
・よく転び、よくぶつかる。
・他者の動きを真似る(コピーする)ダンス・舞などが苦手
・身体を動かすことが自体が苦手

固有感覚は、他者に共感する能力の基本ですので、対人関係にも問題が生じがちです。


固有感覚は、Ⅰ型筋繊維(赤筋繊維・遅筋ST)を使う動きで磨くのが安部塾流です。

らせんで身体全体を動かす身体操作が効果的だと考えています。

Ⅰ型筋繊維(赤筋繊維・遅筋ST)を使う動き=身体全体を使った動き=粗大運動。

粗大運動が美しく洗練されていくことで、微細運動(手先・足先の器用さ)が向上します。


固有感覚が磨かれている人は、「楽して~」「サクッと~」系の考えを採用しません。

「手間をかけること」が好きなのです。

当然のことですが、Ⅰ型筋繊維(赤筋繊維・遅筋ST)は粗大運動の地道な積み重ねで発達します。

毛細血管の発達により身体機能全体が高まって魅力的になるので、人気者になります。


粗大運動と微細運動ができる人には、魅力があります。

その理由を、『体感する解剖学講座(初回)』で語りました。


美しい姿勢で講座を聴ける人は、Ⅰ型筋繊維(赤筋繊維・遅筋ST)が発達している人です。

固有感覚も磨かれています。

全12回の講座が終わる頃、「最近やたらと人気があるなあ」って体感するはずです。

「魅力的過ぎて、ほおっておいてもらえない人」になっていると思います。


粗大運動と微細運動ができる人は、宣伝行為をほとんど必要としません。

姿勢と体型と動きが、観る者の心をとらえるからです。


毛細血管を発達させ、固有感覚を磨くのは、それなりに努力が必要です。

しかしその努力は、必ず報われます(遺伝子情報の範囲内で)。


固有感覚でつまづいている人は、生きているだけで疲労困憊することになります。

次回以降の講座では、各関節の機能と固有感覚を絡めて解説します。


とはいえ、とんでもない情報量をわずか3時間に詰め込んでいるので、参加者はオーバーヒートしてました(笑)。


安部塾オンラインサロンでも、固有感覚の詳しい解説をします。

新宮校の準備の合間に書きますので、少々お待ちください!