スクワットをしても腹筋含む体幹がヘトヘトになったので、あまりそれ以外のことはしていなかった。そのような経験から、熟達すれば結局全てのトレーニングが体幹トレーニングになると考えていた。— 為末 大 (@daijapan) 2019年1月13日
私のパフォーマンス理論 vol2 -体幹について- https://t.co/dA7eippUtx
陸上競技であれば地面を踏む瞬間に体重を乗せて股関節伸展をしているが、その股関節伸展をしている際に根元を固定するのが体幹になる。体幹が弱ければ土台が固定されていない砲台のようになり、踏み込んだ瞬間ぐらっと揺らいで十分な力も精度もでない。— 為末 大 (@daijapan) 2019年1月13日
体幹が強いというのは表面に見えている筋肉の強さのように思えるが、本当に体幹が使えるようになると実はいわゆるシックスパックと言われるような腹筋は緩む。シックスバックだからといって体幹が強いかと言われると、私の経験上さほど相関していなかった— 為末 大 (@daijapan) 2019年1月13日
極論だが体幹トレーニングというのは存在せず、トレーニングは全ては体幹トレーニングと言える。もちろん実際にはグラデーションがあって、少し使えるから自由に使えるまで随分と距離がある。その力の入れるきっかけを探すのが体幹トレーニングなのだろうと思う。— 為末 大 (@daijapan) 2019年1月13日
体幹に力が入るようになれば何が起きるか。まず肩の力が抜ける。肩や身体の末端部に力が入るのは、中心部でコントロールしきれていないものを調整するために負荷がかかっているからだ。中心でコントロールしきれれば末端は弛緩できる。素人がスキーをやって全身筋肉痛になるのはそういうことで— 為末 大 (@daijapan) 2019年1月13日
全ての立位トレーニングは体幹トレーニングである— 為末 大 (@daijapan) 2019年1月13日
→ 私のパフォーマンス理論 vol2 -体幹について-
体幹のようなものはどうしても魔法のように語られがちだが、結局使いこなすためには地道な試行錯誤しかない。体幹に力が入るようになれば何が起きるか。まず肩の力が抜け柔らかくなる。肩や身体の末端部に力が入るのは、中心部でコントロールしきれていないものを調整するために負荷がかかっているからだ。中心でコントロールしきれれば末端は弛緩できる。
引用ここまで
安部塾身体操作技法『Kagachi』 |
昨日、安部塾身体操作技法『Kagachi』の解説をしました。
「中心をコントロールする」というコンセプトで、2018年の1年間試行錯誤を重ねてきました。
これまでの『IBUKI』の動きで、「身体をつなげて使う」ということを意識させてきました。
しかし、一部の「首や肩に力が入ってしまう人たち」には、効果が出にくい傾向がありました。
2018年後半に、トリガーポイントセラピーの解説をしていて気がつきました。
「身体の末端部の脱力ができていない」
そこから、身体を中心で操作する龍舞の考えを全面的に取り入れた技法へのシフトが始まりました。
これは現実世界=実生活でも同じで、物事は中心から始めればうまくいきます。
身体操作が下手な人は、すぐに他人をコントロールしようとします。
身体操作が上手い人は、まずは自分をコントロールしようとします。
脳にとっての中心は自分自身なので、自分をコントロールするのが合理的です。
よく、自分の現実世界=実生活は全然うまくいっていないのに、他人の世話を焼きたがる人がいます。
心理学的には、うまくいっていないから余計な世話を焼きたがるとされています。
身体の末端に、不要な力が入りまくっています。
そして、身体を中心でコントロールすることができません。
結果、口(言葉)で他人をコントロールしようとします。
しかし、末端に力が入っている人の声は他人の心に響きません。
結果、言葉すら聞いてもらえないということになります。
原因が自分の身体操作の未熟さにあることに気がつくまで、この負の連鎖は止みません。
人は、握手をした瞬間、「この人は安心できる」と瞬時に判断します。
安心できる人の手には、余計な力が入っていないのです。
手に力が入っている人は、相手をコントロールしようとする人です。
安心できるはずがありません。
そんなわけで、やさしいタッチは、身体を中心でコントロールすることによって可能になります。
各地の集中講座で、解説していこうと思います。