2018年3月28日水曜日

手、ちゃんと握(にぎ)れてますか? 母指、使えてますか? 手を握るのは、協力関係の基本です。

先週から、手の使い方の解説をしています。

手の指、意外と使えていない人が多くて驚いています。

「握る」という基本的動作が、うまくいかないようです。

握るという動作は、他人とつながる能力の源泉です。


手を握るのは好意の証(他者に対しても自己に対しても)です。

他者と手をつなげなければ、何も始まりません。

「手を握る=力を合わせてことにあたる」です。

手を握るということは、協力・協働の象徴的行為なのです。


定番の画像です。

手の握り方(指の曲げ方)
満拳時、遠位指節間関節(DIP)90度屈曲・近位指節間関節(PIP)100度屈曲。

そして、知能線・感情線のところで曲げる感じで、中手指節関節(MCP)を屈曲。

4指の付け根の意識
これ、勘違いしている人多いですよね。


母指と小指……安部塾の定番ネタです(笑)。

母指と小指の動き

母指は、手根肘関節(CM)で曲げるように指導しています。

中手指節関節(MCP)で曲げる意識だと、さまざな不具合が生じるからです。


さて、手を握るの類語を見てみましょう。

手をつなぐ ・ 手を繋ぐ ・ 手を組む ・ 手を携える ・ 手を取る ・ 手を取り合う ・ 手を結ぶ……

そう。

手を握るという行為は、「縁を結ぶ」ということでもあるのです。

手の所作が美しくなると、対人関係も美しくなります。