手の指、意外と使えていない人が多くて驚いています。
「握る」という基本的動作が、うまくいかないようです。
握るという動作は、他人とつながる能力の源泉です。
手を握るのは好意の証(他者に対しても自己に対しても)です。
他者と手をつなげなければ、何も始まりません。
「手を握る=力を合わせてことにあたる」です。
手を握るということは、協力・協働の象徴的行為なのです。
定番の画像です。
手の握り方(指の曲げ方) |
そして、知能線・感情線のところで曲げる感じで、中手指節関節(MCP)を屈曲。
4指の付け根の意識 |
母指と小指……安部塾の定番ネタです(笑)。
母指と小指の動き |
母指は、手根肘関節(CM)で曲げるように指導しています。
中手指節関節(MCP)で曲げる意識だと、さまざな不具合が生じるからです。
さて、手を握るの類語を見てみましょう。
手をつなぐ ・ 手を繋ぐ ・ 手を組む ・ 手を携える ・ 手を取る ・ 手を取り合う ・ 手を結ぶ……
そう。
手を握るという行為は、「縁を結ぶ」ということでもあるのです。
手の所作が美しくなると、対人関係も美しくなります。