腰方形筋(ようほうけいきん)は、腹部の筋肉のうち、腹腔後壁を形作る後腹筋である。ほぼ長方形の形状であり、腰椎の両外側に存在し下位腰椎突起、腸骨稜および腸腰靱帯を起始とし、上方に向かって走り、第12肋骨に付着する。腰椎を作用側に屈する作用がある。
引用ココマデ
腰方形筋が硬くなると、関連痛(他の部位に発生する痛み)が臀部にひろがります。
×印は、トリガーポイントです。
腰方形筋 トリガーポイントと関連痛 |
・圧痛は索状硬結(筋膜内のピンと張ったスジ)上に限局して現れます。
・強く圧迫すると関連痛が見られ、症状が再現します。
・とびあがるようなの痛みを発することがあります。
・発汗したり鳥肌が立ったりなどの自律神経反応を引き起こすことがあります。
初期段階では、第12肋骨に近い上位腰椎付近(部分)に硬結が見られることが多いです。
胸椎と腰椎の境なので、肋骨の制約から脊柱が解放されて動きが集中するためだと思われます。
いわゆる胸腰ジャンクションですね。
僕の姿勢調整の誘導が、この付近の操作を中心に展開されるのは、よく知られています。
腰方形筋の関連通痛 |
末期段階になると、下位腰椎付近に硬結が見られます。
腰方形筋が緊張して収縮しっぱなしになると、脚が短くなることも。
で、安部塾では、こんな感じで解放します。
腰方形筋の解放
これ、上側は静的ストレッチング、下側はポジショナルリリース(カウンターストレイン)気味に効きます。
肩甲骨を骨盤に近づけるのは、安部塾の基本です。