2014年10月13日月曜日

呼吸と背骨の動き~中心軸呼吸法

以前、楽な呼吸を、正しい動作で誘導する~呼吸と頭蓋骨・仙骨と後頭骨の関係という記事を書きました。

中心軸呼吸法は、この記事の理屈を応用したものです。

過去記事の画像ですが、ちょっと読んでみてください。

仙骨のうなずきとのけぞり~骨盤の前傾と後傾


骨盤の前傾・後傾と、股関節の上下

で、今朝、こんな画像をつくってみました。

背骨と仙骨と呼吸


一般的な深呼吸や体操では、背中を反らすとき息を吸い、丸めるときに息を吐きます。

僕も、一般的なやり方を指導するときは、そうしています。

しかし、中心軸呼吸法では、この逆をやります。

背中を丸めながら息を吸い、反らしながら息を吐きます。


上図の背骨の矢印と逆方向の動きをすることで、呼吸が自然と深まるからです。

呼吸が深まるにつれ、脊柱が本当の意味でやわらかくなります。


吸うときに、背骨を伸ばしながら肋骨下部後方・側方を膨らませます。

吐くときに、背骨が縮めながら肋骨下部後方・側方をすぼめます。


このときに重要なのが、首をつぶして固めてしまわないことです。

鎖骨と肩甲骨を両側に引っ張るようにして前頸筋膜を解放します。

頭頂部は天に向かって伸ばします。

図示すると、こんな感じです。

前首筋膜の解放~肩峰部分の皮膚を左右に引っ張る

ペアワークで、パートナーに肩峰部分の皮膚を左右に引っ張ってもらうとイメージしやすいと思います。


今日の大手門ワークショップで、実技やります。