2014年10月16日木曜日

膝に水が溜まってる間は、ヨガは休んだ方がいいのでしょうか?

今日は、こんなメールが。

安部先生おはようございます。
70代と40代の方で膝に水が溜まってる人がいます。膝(人差し指)を正面に向けてポーズをとるようしてもらってます。
ふくらはぎや太ももの筋肉も使えるようしてます。膝にくるってことは全身弱ってるでしょうから、まんべんなくやるのがいいのでしょうが…
間違ってないでしょうか?
水が溜まってる間は、ヨガは休んだ方がいいのでしょうか?

膝に悩みを持つひとに、特に注意すべき点やこれはってのがあれば是非教えていただけますか\(^-^)/


よろしい。ならば(今日も)受けて立とう。


とりあえず、膝の状態はこんな感じでしょうね。

壊れた膝関節

そりゃ、水もたまるってものですね。

痛みの出る場所もさまざまです。

膝の痛む場所


いままでとり続けてきた姿勢や動作が膝を壊したわけですから、改善しないと悪化の一途です。

正しい姿勢と身体操作を身に着ければ痛みは和らぐものです。


ちなみに、×印のところが固まると、赤いゾーンに痛みが拡散します。

水がたまりやすいのは、右の2パターンですね。

膝痛のトリガーポイント

さて、ではどうしたらよいかというと・・・・・・

『きちんと中心軸を意識して立つ練習をする』だけです。

そもそも、くるぶしの上に膝関節と股関節がないから壊れただけですから。

ちゃんと立てるようになれば、状況は改善するのです。


中心軸を意識できる人に、膝痛なんて縁がありません。

逆に言えば、対処療法的な対策を膝関節だけにやっていても埒があかないということです。

痛み止めを繰り返した結果がどうなるかなんて、考えるまでもありません。

徹底的な姿勢の改善を最優先するのが好ましいと思います。


練習するときは、痛みが出るような動きは避けます。

痛みを出すと炎症が起きるので、逆効果ですから。

痛みが出ない範囲で、脱力して身体を動かします。

基本的な身体操作を繰り返し練習します。


長年の悪習慣を改善するには、根気が必要です。

慣性の法則が働きますから。

コツコツ地道に姿勢の改善を続けましょう。

やっててよかったと思える日が来ますから。


明日に続く。