2018年2月23日金曜日

ストレスホルモンと筋肉と記憶と免疫機能の低下と肥満~

私はよくストレスホルモンのお話をします。

ストレスで身体に問題を生じている人ほど、解説を否定します(笑)。

それには、理由があります。

ストレスホルモン コルチゾール


コルチゾール

コルチゾール(Cortisol)は、副腎皮質ホルモンである糖質コルチコイドの一種であり、ヒドロコルチゾン (hydrocortisone) とも呼ばれる。炭水化物、脂肪、およびタンパク代謝を制御し、生体にとって必須のホルモンである。3種の糖質コルチコイドの中で最も生体内量が多く、糖質コルチコイド活性の約95%はこれによる。ストレスによっても発散される。

分泌される量によっては、血圧や血糖レベルを高め、免疫機能の低下や不妊をもたらす

また、このホルモンは、過剰なストレスにより多量に分泌された場合、脳の海馬を萎縮させることが、近年PTSD患者の脳のMRIなどを例として観察されている。海馬は記憶形態に深く関わり、これらの患者の生化学的後遺症のひとつとされている。

引用ここまで


海馬が萎縮しているので痛みを強く感じますし、他人の話を聴くことができません。

「自分が信じたいことしか信じない」という傾向が強まります。

食欲を抑制するセロトニンの分泌が低下し食欲が増進。

インスリンの働きを阻害して、インスリンの過剰分泌を招きます。

結果、脂肪が蓄積します=肥満開始。

コルチゾールそのものの脂肪合成作用により肥満が促進されます。

そして、老化が急速に進みます。


交感神経が刺激されるとアドレナリン・ノルアドレナリンの分泌が始まります。

心臓が高鳴り、怒り・恐れを感じ、不安感から興奮状態に陥ります。

攻撃&怒りのホルモン効果です。

アドレナリンは攻撃する場合や、逆に身を守ろうとする場合、副腎から分泌されます。

闘争・逃走ホルモンと言われています。

血圧が上昇し、同時に気管支が拡張します。

ノルアドレナリンは脳と交感神経(末端)から分泌され、脳で作用します。

怒りのホルモンと言われています。

キレたり、パニックを引き起こします。


もうおわかりだと思いますが、筋肉が硬い人=闘争・逃走・怒りの人です。

締めあげられた毛細血管による筋肉の虚血状態が、硬い筋肉になる原因なのです。


対抗するのは、「信頼と思いやりと抱擁のホルモン」と言われるオキシトシンです。

・しあわせを感じる
・ストレスが緩和する
・怒り・憎しみ・恐れ・不安が減少する
・他者への信頼感が増す
・他人と関わりたいと思える
・他者と親密な人間関係が結べる
・記憶力が向上する
・免疫力が向上する

感情を素直に表現できる(言いたいことが言える)関係を築くのが基本です。

気軽に抱擁し合える関係を築ければ、さらにオキシトシンに満たされます。


人間関係がうまくいかない理由と筋肉が硬い理由は同じです。

愛が足りないのです。


今日の塾生講座で、続きを解説します。