2017年1月11日水曜日

なぜ、安部塾では抗重力位をとらせるのか? 覚醒と思考改善と筋肉活動の最適解。人は、見た方に進む。

網様体賦活系


安部塾では、正しく抗重力位をとることにこだわる。

覚醒レベルを上げるためだ。

大脳皮質や辺縁系は、情動や覚醒を支配する。

そして、覚醒状態を維持するためには脳幹網様体の興奮が必要。

脳幹網様体の興奮→視床→大脳全体の興奮。

これがスムーズにいくと、覚醒状態を保つことができる。

認知と情動のコントロールは、覚醒状態の維持無くしてはできない。


脳幹は、自律神経系や姿勢筋緊張や摂食のコントロールなども担う。

モノアミン作動系は、姿勢筋緊張をコントロールする。

抗重力位をとるとモノアミン作動系が刺激され、姿勢筋緊張の向上が図れる。

結果、覚醒の向上を図ることが可能となる。


脳幹網様体について、ワタナベさんが、こんな記事を書いておられた。

→ なぜ感謝と幸せを数えるのがいいのか?



安部塾的には、

「人は、見た方に進む」

ということ。


満足する方向を向いていれば、満足する情報が、

不満になる方向を向いていれば、不満を煽る情報が、

それぞれ、目に飛び込んでくる。

そして、現実世界は、見た方へ進んでいく。


情動も身体反応も行動も、すべて自動思考から生まれてくる。

思考の改善を奨める理由だ。


皮脳同根。

安部塾的には、皮膚は脳そのものである。

皮膚の状態に、思考と感情が投影される。

そして、皮膚の状態は、人間関係の状態とリンクしやすい。


抗重力位をとって、思考を改善するといい。

思考の改善なくして、真の意味での肯定的な変化はあり得ない。

古代の賢人たちが、残した言葉の通り。

踵(かかと)で呼吸する=抗重力位をとることで、最適解を得る方がいい。