胸鎖関節といえば鎖骨下筋ですね。
大胸筋や三角筋の下でひっそりはたらく大切な筋肉です。
良い声を出すのに、この筋肉の調整は欠かせません。
胸鎖関節と鎖骨下筋 |
・起始 第1肋骨軟骨境界前面
・停止 鎖骨外側下面
・作用 鎖骨を前方・下方に引く
※胸鎖関節の安定・保護→肩甲骨を滑らかに動かします(鎖骨胸骨柄関節)
腕(上腕骨)は肩関節=肩甲上腕関節で肩甲骨につながっています。
肋骨のかご(胸郭)と肩甲骨の間には関節がありません。
肩甲骨が連結しているのは鎖骨です(肩鎖関節)。
鎖骨は胸骨につながっています。
腕の付け根=胸骨~胸鎖関節 |
腕を頭の横まで挙げるとき、肩関節のみでは上まで挙がりません。
肩甲骨が胸郭表面で上方回旋し、1/3くらいの可動範囲を稼いでいます。
胸鎖関節で鎖骨が挙上していくことで肩甲骨を回旋させています。
要は、鎖骨が動かないと肩甲骨は動けないということです。
鎖骨下筋が短縮硬化すると肩甲骨と肋骨の動きが悪くなります。
呼吸が乱れるので、発声がうまくいきません。
安部塾のレッスン後に、よく声が出る理由です。
鎖骨下筋が解放されますからね。
鎖骨美人の声が美しいのも同じ理由です。
鎖骨美人は感情の起伏が穏やかです。
胸鎖関節には感情が蓄積します。
胸鎖関節が安定しているということは、感情が安定していることです。
僕のアメブロ時代の記事を残してくれてある方の記事を紹介します。
『感情の解放と股関節の解放は同時に起こる。』―股関節についておもしろい視点を見つけました〜!
何より最優先すべきは、股関節の解放だと思う。
股関節には『これまでの人生で封印してきた感情』が蓄積されているので、困難を極めるが。
自尊感情がもてないのも、自己無価値感に悩まされるのも、股関節が固まっているからである。
感情の解放と股関節の解放は同時に起こる。例外はない。
ややこしいことに、股関節が固まると『言い訳』を最優先して変化を拒むようになる。
それはいわゆる『老化(エイジング)』とイコールである。
言い訳に言い訳を重ねた結果、さらに股関節が固まり、オワコン化が進行してしまう。
負の連鎖に終止符を打てるのは、自分自身の強い決意だけだ。
ちなみに、股関節の解放には、胸鎖関節の解放が必須である。
胸鎖関節にも、『これまでの人生で封印してきた感情』が蓄積されている。
構造上も、股関節と胸鎖関節は『みぞおち』を中心に連動している。
合理的なエクササイズを観察してみると、その意味がよくわかるはずだ。
股関節と胸鎖関節が固まっている人のみぞおちに触れてみると、カチカチに固まっているものだ。
胸鎖関節(胸郭出口)・みぞおち(横隔膜)・股関節(骨盤隔膜)と考えると、わかりやすいかもしれない。
僕のテクニックは、これらの3つの隔膜をコントロールすることで成立している。
いやあ、こんだけブレがないあたりが僕らしいですよね(笑)。
当時は『断言口調=言い切り』だったので、いまより当たりがキツイかも。
あの頃はまだ、いまのような多彩な解放テクニックがありませんでした。
鬼のように研究と実践を重ねてきて良かったです。
その過程で、股関節と胸鎖関節の解放を拒絶した人たちは☆になりましたが。
感情を解放しない自由を尊重できるようになれたのが、僕の進歩かもです。
僕は僕自身の感情を解放していればいいのです。
他人の感情抑圧=封印に責任を持つ必要はないのです。
いつもくどいくらい書いていますが・・・・・・
エクササイズや手技だけで関節を解放しようとすると、関節が壊れます。
股関節や胸鎖関節に封印された感情を解放すること。
それなくして関節の解放はできません(例外はありません)。
・・・・・・言い切ると気持ちがいいですね(笑)。
身体操作の練習を継続するということは、感情の解放をすることです。
練習が継続できないのは、自分の感情抑圧の責任を他人に押し付けているということ。
その自覚がもてれば、人生が劇的に変わります(当塾比w)。
まずは鎖骨美人になりましょう♪