2015年3月18日水曜日

膝の痛みと胸椎9番と胸棘筋~疲労感・緊張感・ストレス耐性の低下からくる頭痛や不眠

胸椎9番が固まると、考え過ぎるようになります。

疲労感・緊張感・ストレス耐性の低下から、頭痛や不眠になったりします。

安部塾基本型を練習すると胸椎9番がゆるんで、気分爽快になります。

また、膝の痛みの多くが胸椎9番の硬化で起きることがよく知られています。


胸椎9番
以前、こんな記事を書きました。

体が硬い人/筋肉の緊張と胸椎9番

身体が硬い人は、胸椎9番をゆるめてみましょう。

わりとマジで、人生変わります(笑)。


さて、胸椎9番と言えば胸棘筋です。


胸棘筋は、背骨をなめらかに動かす大切な筋肉です。

美しい背骨の反り・ねじりの動きは、胸棘筋のはたらきのお陰です。

胸棘筋に異常がおきると痛みが出たり、側わん症になったりましす。

胸椎12番と胸椎9番を意識する安部塾の身体操作でも要となっています。

胸棘筋
■胸棘筋

・起始 胸椎11・12番、腰椎1・2番の椎体棘突起

・停止 胸椎2~9番の椎体棘突起

・作用 脊椎を伸展・回旋

※脊柱起立筋の最内層、半棘筋の上部に位置し、胸椎部の姿勢を保持します。


胸棘筋は、感情ストレスによって弱くなったり、反応速度が遅くなります。

抑圧された感情を解放すると背中が伸びるのは良く知られていますね。


話を膝の痛みに戻しましょう。


よく、安部塾に来られてある理学療法士さんたちから膝痛の相談を受けます。

一般的には、膝関節まわりの筋肉をゆるめたり強化しようとしたりします。

問題が、大腿骨と脛骨にある関節の滑りが悪いからという考えからです。

で、痛みがとれるかといえば、仕事をやめたくなるくらいとれないそうです。


まあ、それはそうでしょう。

膝の痛みの原因は、中心軸の消失が主ですから。

両坐骨と頭頂部の引き合いと、胸椎伸展によって中心軸を取り戻す。

笑っちゃうくらいあっさりと痛みが軽減します。


胸棘筋の機能の改善が、膝の痛み対策の基本なのです。


3月19・20日の薬院校指導者育成講座で、詳しく説明します。

22日の薬院校塾長ワークショップでもやりますよ~

※ストラップを使った胸椎伸展と膝の痛みの軽減的な内容です。

残席3名となりましたので、お申し込みはお早めに♪