2015年3月12日木曜日

顎関節症と花粉症~感情の解放と胸鎖乳突筋の解放

■胸鎖乳突筋

・起始 胸骨頭(胸骨柄上縁)・鎖骨頭(鎖骨内方3/1)

・停止 側頭骨乳様突起・後頭骨上項線

・作用 頭部を反対側に回旋。頭を前下方に引く。胸骨と鎖骨を挙上。

※片側だけ緊張すると、頸部を反対側へ回旋してしまうため斜頚になりやすい。

胸鎖乳突筋

もうおわかりかと思いますが、側頭骨につながっているので顎関節に影響が出ます。


精神的・感情的に不安定な人の胸鎖乳突筋を観察してみましょう。

外見でわかるくらいに異常緊張しているはずです。


感情を抑圧している人の胸鎖乳突筋は鬼目立ちしているものです。

胸鎖乳突筋

胸鎖乳突筋は、自律神経の副交感神経と関係があります。

副交感神経はリラックス時に働き、粘膜から分泌物が出てきます。

胃腸の粘膜から消化液が分泌されて消化という流れですね。

副交感神経が異常興奮すると、消化液が分泌過剰になって壊れます。


ここまで書けばわかると思いますが、花粉症もそうです。

異常興奮した副交感神経が、目・鼻・のどの粘膜から分泌物を異常に分泌。

涙と鼻水も、粘膜からの分泌物ですからね。


花粉症の人が腹式呼吸をしたらどうなるかなんて、すぐにわかりますよね。

副交感神経が興奮しているのだから、火に油を注ぐようなものです。

やるべきことは、肋骨呼吸と感情の解放=関節と筋肉の解放。

安部塾の常連塾生の花粉症が治まった理由です。

まあ、感情がからむので、誰にでも効果があるというわけではありませんが。


ちなみに、安部塾名物『感情関連筋・関節』です。

感情関連筋・関節

この図が示す深い意味は、常連塾生なら直感的に理解できるはずです。

今日・明日の指導者育成講座で詳しくやりますよ~