・起始 胸骨頭(胸骨柄上縁)・鎖骨頭(鎖骨内方3/1)
・停止 側頭骨乳様突起・後頭骨上項線
・作用 頭部を反対側に回旋。頭を前下方に引く。胸骨と鎖骨を挙上。
※片側だけ緊張すると、頸部を反対側へ回旋してしまうため斜頚になりやすい。
胸鎖乳突筋 |
もうおわかりかと思いますが、側頭骨につながっているので顎関節に影響が出ます。
精神的・感情的に不安定な人の胸鎖乳突筋を観察してみましょう。
外見でわかるくらいに異常緊張しているはずです。
感情を抑圧している人の胸鎖乳突筋は鬼目立ちしているものです。
胸鎖乳突筋 |
胸鎖乳突筋は、自律神経の副交感神経と関係があります。
副交感神経はリラックス時に働き、粘膜から分泌物が出てきます。
胃腸の粘膜から消化液が分泌されて消化という流れですね。
副交感神経が異常興奮すると、消化液が分泌過剰になって壊れます。
ここまで書けばわかると思いますが、花粉症もそうです。
異常興奮した副交感神経が、目・鼻・のどの粘膜から分泌物を異常に分泌。
涙と鼻水も、粘膜からの分泌物ですからね。
花粉症の人が腹式呼吸をしたらどうなるかなんて、すぐにわかりますよね。
副交感神経が興奮しているのだから、火に油を注ぐようなものです。
やるべきことは、肋骨呼吸と感情の解放=関節と筋肉の解放。
安部塾の常連塾生の花粉症が治まった理由です。
まあ、感情がからむので、誰にでも効果があるというわけではありませんが。
ちなみに、安部塾名物『感情関連筋・関節』です。
感情関連筋・関節 |
この図が示す深い意味は、常連塾生なら直感的に理解できるはずです。
今日・明日の指導者育成講座で詳しくやりますよ~