脚が短い側はもも裏(ハムストリングス)が短縮硬化しているものです。
脚が短い側の骨盤(腸骨)が後方回旋している場合です。
脚が長い側はもも表(大腿直筋)が短縮硬化しているものです。
脚が短い側の骨盤(腸骨)が前方回旋している場合です。
これは、よく知られている基本的なことですね。
骨盤の回旋 |
脚の長さは、広背筋の短縮硬化でも違ってきます。
■起始
胸椎6(7)番~腰椎5番の棘突起・正中仙骨稜・腸骨稜・肩甲骨下角・第9~12肋骨
■停止
上腕骨小結節稜
広背筋 |
片側の広背筋が硬化短縮すると、対角側の大腰筋も短縮硬化します。
筋肉連鎖というやつです。
方側の広背筋が固まると、対角側の大腰筋も固まるということです。
対角側の大腰筋が固まると脊柱が側弯して左右の腸骨がねじれます。
結果、脚の長さが左右で違ってくるという流れですね
ショートポール・コンプレッションストレッチングで広背筋の過緊張をゆるめてみましょう。
筋肉連鎖で大腰筋の緊張がとれてきます。
結果、左右の脚の長さがそろいます。
骨盤調整で左右の脚の長さをそろえても、広背筋が固まったままなら無意味ですよね。
少し歩いただけで、すぐに元に戻ってしまいます。
安部塾の身体操作は、『大腰筋と広背筋を連鎖させる』ようにつくられています。
それはもう、しつこいくらいに(笑)。