安部塾HPバナー 2020/09/28 |
昨日、鞍手の八剱神社にお参りさせていただきました。
修理固成(つくりかためなせ) |
修理固成(つくりかためなせ)とは、古事記に出てくる言葉です。
「ここに、あまつかみもろもろのみこともちて、伊耶那岐命・伊耶那美命二柱の神に、『このただよへる国をつくろひかためなせ』とみことのりして、あめのぬぼこをたまひてことよさしたまひき」と、あります。現代では「修理」とは、「壊れたものを直す」という意味で使います。神代においては、0から1をつくることが「修理(つくり)」だったのだと思います。
一度つくり、その後も何度も何度も見直して、修正・修理し、 少しづつ固めていくこと。ひとつのものを生み出したのならば、それを育てていかねばなりません。育てる途中に幾度も幾度も修正し、より良いものにしていかなければなりません。しっかりと積み重ね積みあげていくことが、私たち日本民族の生き方なのだと考えております。身体をつくりかためなしていきたいと思います。
八剱神社の上宮がある剣岳山頂にて、「安部塾HPのバナーは剱(つるぎ)にしよう」と感じ、本日つくり直しました。大蛇面と我が家の家紋も。
大蛇面 |
地道な努力の積み重ねによって身につけた高い技術は、一般の人たちにはなかなか評価してはもらえません。評価してくれるのは、同じく地道な努力を積み重ねてきた人たちです。迷いが生まれたときは、「つくりかためなせ」という言葉を思い出して、地道な努力に励むべきだと思います。何度も折り返して叩きあげる刀剣づくりのように、やっていきたいと思います。