正しくうなづくということ |
姿勢が美しい人と話してみれば秒で理解できますが、とても綺麗にうなづきます。
綺麗にうなづける人は、図の緑色の位置を軸にしてうなづきます。
いわゆる『素直』という動きです。
では、姿勢が穢い人はどこでうなづいているのでしょうか?
正しくうなづけないということ |
首の根元でうなづこうとすると、頭蓋骨と頸椎の境界が過緊張状態となります。
身体能力・機能ともに大幅に低下します。
認知機能も、おかしくなってしまいます。
素直でない人は、人生が瞬時に詰みます。
正しくうなづけることは、ホモサピエンスの人生の基盤だと考えています。
感覚的には、おでこが前へ・脊柱が長くなる感じとなります。
乳様突起の前方、下顎骨下角後方のあたりを軸にうなづくと、自然とそうなります。
脊柱軸伸長 |
少し観察してみればすぐにわかりますが、友人・知人を大切にする人の姿勢は美しいものです。
自分を大切に生きている人は、いつも正しくうなづいています。
正しくうなづくことで、正しいお辞儀ができるようになります。
武術・武道が礼に始まり礼に終わるのは、正しいお辞儀が『強い姿勢』だからです。
正しいお辞儀をしながら突きを出してみればわかりますが、骨が綺麗に並んでいるので盤石です。
骨が綺麗に並んでいるということは、自分の身体を大切にしているということでもあるのです。
今日の新宮校集中講座は『関節技』です。
正しく骨が並んでいない状態がどれだけよくないのかを体感してもらう予定です。