人と人は見つめ合い、お互いの顔の表情を使って心を通わせます。うまくいかない人は見つめ合わないし、表情に乏しいものです。
私たちがホモサピエンスとして生き残れたのは、見つめ合うという行為によるものだと、私は考えています。暗い人やトラブルメーカーを少し観察してみればわかります。まるで相手のことを見ていません。相手に関心がないのです。
うまくいかない人は、注目されること(ほめられること)を求めます。そして、何もかも失います。賞賛・感嘆は一時的な快楽に過ぎません。見つめ合うことによって得られる「生まれてきてよかった」「生きててよかった」という持続的な満足感は得られません。
次回の東京集中講座は、「愛するということ2・見つめ合うヒト」の解説をします。