2017年3月22日水曜日

着地の衝撃を吸収し、足をまっすぐに向ける『長腓骨筋』~小指側を持ち上げるということ

塾生講座復習用画像 『長腓骨筋』。

足弓(足のアーチ)を維持するはたらきがある。

長腓骨筋の付着部

図を見れば、近位横足弓と外側縦足弓・内側縦足弓の形成に作用するのがすぐにわかる。

長腓骨筋の走行イメージ

腓骨頭・腓骨上部の外側面・脛骨の外側顆らに起始

第一楔状骨・第一中足骨底部に停止

足関節を底屈・外反する。

※外反は、短腓骨筋の作用の方が強い。


外反は、小指側を持ち上げて、足をねじるイメージ。

足関節の外反・内反

足関節の背屈・底屈


下図の左の黒矢印をイメージすると、母趾の付け根が密着するはずだ。

長腓骨筋の作用(図の左側)

外反しながら底屈すると、足がまっすぐになる。

後脛骨筋と一緒に後足部を交差支持して安定させる。

足弓を形成して、着地の衝撃を吸収する。

ここまで書けばわかると思うが、長腓骨筋が死ねば、姿勢制御システムが死ぬ。


安部塾では、足部の保護に力をいれている。