足弓(足のアーチ)を維持するはたらきがある。
長腓骨筋の付着部 |
図を見れば、近位横足弓と外側縦足弓・内側縦足弓の形成に作用するのがすぐにわかる。
長腓骨筋の走行イメージ |
腓骨頭・腓骨上部の外側面・脛骨の外側顆らに起始
第一楔状骨・第一中足骨底部に停止
足関節を底屈・外反する。
※外反は、短腓骨筋の作用の方が強い。
外反は、小指側を持ち上げて、足をねじるイメージ。
足関節の外反・内反 |
足関節の背屈・底屈 |
下図の左の黒矢印をイメージすると、母趾の付け根が密着するはずだ。
長腓骨筋の作用(図の左側) |
外反しながら底屈すると、足がまっすぐになる。
後脛骨筋と一緒に後足部を交差支持して安定させる。
足弓を形成して、着地の衝撃を吸収する。
ここまで書けばわかると思うが、長腓骨筋が死ねば、姿勢制御システムが死ぬ。
安部塾では、足部の保護に力をいれている。