「体と心が調和しているということは、関節がきちんとはまった状態で、身体が動いているということ」
この言葉は、私の原点。
もう27年も前の話ですが(笑)。
懐かしいな。
きちんと関節をはめて動く |
私は、関節をゆるめて動かすのが嫌いだ。
関節をゆるめると、筋肉の運動性能が悪化する。
ガタつくことで、関節機能も壊れる。
何ひとつ、いいことはない。
何より、心が、意固地・頑固になってしまう。
優しい人たちの声が、届かなくなってしまう。
関節を締め=きちんとはめて動かす。
関節を締めると、筋肉の運動性能が向上する。
ガタつかないので、関節機能も向上する。
いいことづくめである。
元々、人体は、関節を締めて動かすように設計されているのだから当然である。
初めて、カパンディ機能解剖学(生体力学)を学んだときは、本当に感動した。
あれからコツコツ積み重ねてきた先人たちの叡智の数々。
そのほんの断片を伝えるだけで、多くの人たちの人生が好転する。
関節をきちんとはめておくことの大切さを、あらためて実感する。
心が乱れる=脳機能が崩壊することでも、関節は外れる。
関節の靭帯に存在する感覚受容システムが崩壊するからだ。
心が乱れている人たちの身体の動きは乱雑で品がない。
それは、感覚受容ができないことに起因する。
自分の骨がどこにあるのかわからないので、平気で身体を壊す動きができる。
そして、痛みを訴える。
身体と心は同時に壊れるのだ。
平気で自分の身体を壊せる者の対人関係がどうなるかなんて、容易に想像できる。
すべてのバランスが崩壊してしまう。
何もかも。
先人たちが私に教えてくれた、最も大切なこと。
「関節をきちんとはめて生きていくこと」
私の残りの人生は、かつて私を救ってくれた先人たちの遺志を引き継いでいきたい。
関節をきちんとはめて生きていくように、縁がある人たちに伝えていきたい。