2023年6月30日金曜日

ウエストとアンダーバストを締めたいときは、あばら(肋骨)を締める。あばらを締めたいときは、胸椎の伸展機能を改善する。

 

猫背反り腰

 猫背と反り腰をコンボしている人を観察してみましょう。

猫背・反り腰

 下腹がたるんで前に出て、肋骨下部がひらいて前に出ているのがわかります。猫背をそのままにした状態で肋骨下部(あばら)を締めようとすると、さらに猫背と反り腰がきつくなります。自己流であばらを締めて姿勢崩壊している人をたまに見かけますが、理屈を考えた方がよいかと思います。

 基本的な考え方として、上顎(あご)を引きつつ頭を引き上げ、胸椎を伸展させ腰椎を生理的弯曲の角度に調整します。こうすると、背中をひろげながらあばらを締めることができます。見た目にアンダーバストが締まり、スタイリッシュな体型になります。体幹が安定するので、動きも良くなります。

反らせる部位

 7月は、あばら締めの解説に力をいれていきます。

☆下関ワークショップ

7月1日(土)→ 詳細

 

 ☆機能運動学大牟田サークル

7月2日(日) → 詳細 

 

☆東京ワークショップ

7月14・15・16・17 日(金・土・日・月)→ 詳細  

 

☆大阪ワークショップ

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☆名古屋ワークショップ

7月21日(金)→ 詳細

 

☆神戸ワークショップ

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☆新宮校ワークショップ(休日)

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2023年6月29日木曜日

あばらを締めるとウエストが細く締まる。あばら締めがうまくいかない理由は?

 上半身全体が寸胴に見える人を観察してみましょう。あばらが締まらない=肋骨がしっかりと閉じにくいのがわかると思います。肋骨がひろがった状態では、ウエストの幅も広くなってしまうため、寸胴に見えてしまうのです。

 あばらが締まっている=肋骨がしっかり閉じている人を観察してみましょう。肋骨の幅が狭いので、ウエストがくびれて見えます。

あばらを締めるイメージ・背中をひろげるイメージ

 見た目の悪化問題だけでは済みません。私たちが息を吸ったとき、横隔膜が働き左右の肋骨の間がひろがることで肺に空気を取り込み、息を吐くとき、左右の肋骨の間が狭くなることで肺から空気を絞り出すという仕組みになっています。また、肋骨は全身の動きに関与していています。肋骨まわりが硬くて動かない人は、腕を楽にあげることができません。そして、上体をねじることもできません。

 あばら締めを自己流でやって体調を崩すを観察してみると、背中をひろげるという意識をせずにやっているのがわかります。寸胴人を観察してみると、背中が狭く詰まっているのがわかります。胸郭(肋骨の籠)が大きいわりに、呼吸力が弱いのです。

あばらを締めるためには、背中をひろげなければいけない。

 安部塾では、背中をひろげることであばらを締めるよう指示を出します。肩甲骨の動きが悪いと背中をひろげにくくなるため、肩甲骨のエクササイズも指示します。こうすることで上部体幹を安定させることができ、柔軟性や全身の連動性・協調性を高めることとができます。
 
 7月の安部塾で、あばら締め徹底攻略したいと思います。

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2023年6月28日水曜日

立位体前屈が得意になる安全で効果的なジャックナイフ・ストレッチング。ハムストリングスの機能を高める。

 

舟状骨と立方骨、鵞足と腓骨頭を意識したジャックナイフ・ストレッチング

 ジャックナイフ・ストレッチング(帝京大学医学部付属溝口病院准教授の西良浩一先生が発案)が流行っているので、安部塾でも地味にやってます。太ももの裏側(ハムストリングス)の機能を高めることができ、なぜか顔立ちが整います。

①肩幅程度に足を開いてしゃがむ。

②両手で両下腿を保持する(人差し指に力をいれない)。

③太もも前面に胸をつける。

④息を吐きながら、太もも前面から胸が離れないように、少しずつ膝を伸ばしていく。

⑤痛みが出ない限界まで伸ばしたら、その位置で5~10秒間姿勢保持する。

※安部塾では、息を吸いながら足首背屈・膝屈曲、吐きながら足首底屈・膝伸展。


 自己流で立位体前屈や太もも後面(裏)の静的ストレッチングをしている人で、胸と太ももが離れるような動きで腰を極端に丸めてしまい、椎間板機能を劣化させているのを見かけます。闇雲に手が床にベタッとつくとかいうのを目標にしていたりします。自己流で静的ストレッチングを熱心にやった結果、残ったのは劣化だけというのは笑えない展開です。

 身体運動学の研究で、腰椎は屈曲位をとる(丸める)時間が長ければ長いほど早期に変形することがわかっています。健康のために良かれと思ってやっている自己流ストレッチングで自滅しているという構図です。柔軟性を高めれば健康になれると勘違いし、長期間、腰を丸めながら前屈するという暴挙を繰り返した結果、腰椎変形を加速させただけという結果に。

 ジャックナイフストレッチは筋肉の生理的反射(相互抑制反射)を意識して行います。太もも前面(表)の筋肉を縮めるよう意識すると、拮抗筋である太ももの後ろ(裏)のハムストリングスは緩んで伸びようとするという働きにより、安全に効率的に柔軟性を増していくことができます。

 安部塾では、足関節と舟状骨・立方骨、膝関節と鵞足・腓骨頭を意識して関節の動き(上行性運動連鎖)を意識しながら行います。ありがちな、「膝を後方に押し込む(反張させる)」ような間違ったやり方をしないように声かけをしています。

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2023年6月26日月曜日

7月の各地のワークショップ内容は、ストレッチング徹底攻略となります。

 ■7月の各地のワークショップの内容(ストレッチング徹底攻略)

◇太もも裏(後ろもも)をゆるめる。ジャックナイフ・ストレッチング(立位体前屈)など。

◇内ももをゆるめる。左右開脚など。

◇外ももをゆるめる。

◇太もも表(前もも)をゆるめる。

◇すねの外側をゆるめる。

◇ふくらはぎをゆるめる。

◇足首を伸ばす。

◇土踏まずを整える。

◇首の動きをスムーズにする。

◇肩を下げて、あばら(肋骨)を締めて、背中を広く使う。

◇肩甲骨まわりをゆるめて、動きをよくする。

◇背中をゆるめて、上体を反りやすくする。

◇腸腰筋をゆるめる。

 6月まで、経穴(ツボ)へのタッピングを行い、体の調子が整ってきたとのことなので、ここらでディープにストレッチング徹底攻略をやろうと思います。基本的なエクササイズプログラムを基本に忠実にやっていきたいと思います。

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2023年6月25日日曜日

押すと痛くて気持ちの良い反応点~過敏な硬結(しこり)=筋膜トリガーポイントは、阿是穴と一致する?

 黄帝内経・霊枢「経筋篇」の「以痛為輸」(痛をもって輸=兪となす)は、「推して裏に応へて快く痛む処を以て穴とする義なり」と解説されています。

「阿是穴(あぜけつ)」は、「不定穴」あるいは「天応穴(天應穴)」と呼ばれることもあり、「押すと痛くて気持ちの良い反応点」とされ、位置も名称も決まっていません。 筋肉上を触れていると、その下に過敏な硬結(しこり)=筋膜トリガーポイントを触れることがあります。この筋膜トリガーポイントは、阿是穴と一致するとする説があります。

索状硬結と硬結 トリガーポイント
 
 筋硬結に対して、ゆっくりと安定持続圧を加えることで副交感神経の働きが優位になり、緊張がほぐれて腹鳴反応が起きることがあります。確認してみると、筋性防御が解除されて筋肉がほぐれているのがわかります。

新宮校平日ワークショップで解説いたします。

☆新宮校ワークショップ(平日)

6月26日(月) → 詳細

ゆっくりと古い気を吐き出し、新しい気を入れることによって、若さを保つことができる。

◇導引(どういん)

からだをゆるやかに動かし息を整える。

◇吹呴呼吸 吐故納新 熊經鳥申 爲壽而已矣(すいくこきゅう とこのうしん……)

ゆっくり大きく呼吸をし、古きものを吐き出し新しいものを取り入れ、熊や鳥のように大きく動くことが、長寿の秘訣。

◇熊経鳥申(ゆうけいちょうしん)

熊が木に前足をかけて立つように直立して呼吸し、鳥が首を伸ばすようにして筋骨をやわらげる。

◇鴟顧(しこ)

からだを動かさず首だけ回して後ろを見る。

◇淮南子(えなんじ)の六禽戯

熊のように歩き、鳥のように体を伸ばし、鳧(あひる)のように浴び、猿のように足早やに進み、鴟(ふくろう)のように視つめ、虎のようにふりむく。


 荘子刻意篇に、「吹呴呼吸し、吐故納新、熊経鳥申するは、寿を為すのみ。此道引の士、養形の人、彭祖寿老なる者の好む所なり。」とあります。ここでの「導引」は熊や鳥といった禽獣の姿形などをまねて行う体操のことだとされ、「熊経鳥申」とは熊が二本足で立って体をブルブルと揺り動かす様子で、鳥申とは鳥のように首をのばす又は空をとぶときに足をまっすぐ後ろに伸ばす姿と考えられています。

 淮南子精神訓に、熊、鳥、鳧(かも)、蝯(手長猿)、鴟(ふくろう)、虎の6種動物のポーズを真似た導引の型が書かれています。

 「導引」は「行気」とよばれる呼吸法とよく組み合わされます。「行気」の基本原理は「吐故納新」であり、古い気を吐き出し、新しい気を入れることによって若さを保つことができるとします。身体を動かして精気のめぐりやすい状態をつくりつつ清気を吸って、目的とする体の箇所に精気をめぐらせたり、取り入れたり、体に滞っている邪気を呼気とともに体外に吐き出す方法とされます。

 鍼治療における呼吸補瀉法では、簡易方法として、患者の呼気時に鍼を刺入し、吸気時に抜鍼する方法を補法、吸気時に刺入し呼気時に抜鍼する方法を瀉法としています。

 明日の新宮校平日ワークショップで、手技療法と合わせて解説いたします。

☆新宮校ワークショップ(平日)

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2023年6月20日火曜日

ゆっくりと丁寧に動くように心がけると体調がよくなる。物事もうまくいく。

 日常の所作を、ゆっくりと行うように心がけていると、自然に呼吸もゆっくりになってきます。ゆっくりとした呼吸は副交感神経の働きを高めてくれ、末梢の血管がゆるんで血のめぐりが改善されます。また、腸管のはたらきもよくなります。

 日常の所作をはやく行うと、呼吸もはやくなります。はやい呼吸は交感神経の働きを高め、闘争・逃走モードに入ります。瞬間的な力を発揮できる反面、末梢の血管が収縮し、血の巡りが悪くなります。

 ゆっくり聞き役に徹したり、ゆっくり話したり、ゆっくり歩いたり、ゆっくり字を書いたり……やってみればすぐに効果を実感できるかと思います。

 エクササイズ依存症・トレーニング依存症の人たちの体調が悪い原因のひとつに、「ゆっくり動かないこと」があります。元気そうに見えますが、中身はボロボロだったりします。はやく動くことで、動作の力学的な間違いを誤魔化しているので、ゆっくり動くことができないというのもあります。

 甩手(すわいしょう)~腕振りをゆっくり行うと、体調がよくなり、物事がうまくいくようになってきます。

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