2018年3月29日木曜日

鎖骨、動いてますか?

しばらく解説していないけど、このイメージ重要です。

筋骨格のキネシオロジーより 鎖骨の動き

手指↔手首の意識と、鎖骨↔腕の意識。

今日の塾生講座で解説します。

2018年3月28日水曜日

手、ちゃんと握(にぎ)れてますか? 母指、使えてますか? 手を握るのは、協力関係の基本です。

先週から、手の使い方の解説をしています。

手の指、意外と使えていない人が多くて驚いています。

「握る」という基本的動作が、うまくいかないようです。

握るという動作は、他人とつながる能力の源泉です。


手を握るのは好意の証(他者に対しても自己に対しても)です。

他者と手をつなげなければ、何も始まりません。

「手を握る=力を合わせてことにあたる」です。

手を握るということは、協力・協働の象徴的行為なのです。


定番の画像です。

手の握り方(指の曲げ方)
満拳時、遠位指節間関節(DIP)90度屈曲・近位指節間関節(PIP)100度屈曲。

そして、知能線・感情線のところで曲げる感じで、中手指節関節(MCP)を屈曲。

4指の付け根の意識
これ、勘違いしている人多いですよね。


母指と小指……安部塾の定番ネタです(笑)。

母指と小指の動き

母指は、手根肘関節(CM)で曲げるように指導しています。

中手指節関節(MCP)で曲げる意識だと、さまざな不具合が生じるからです。


さて、手を握るの類語を見てみましょう。

手をつなぐ ・ 手を繋ぐ ・ 手を組む ・ 手を携える ・ 手を取る ・ 手を取り合う ・ 手を結ぶ……

そう。

手を握るという行為は、「縁を結ぶ」ということでもあるのです。

手の所作が美しくなると、対人関係も美しくなります。

2018年3月26日月曜日

手首の使い方で人生が変わります(真面目な話)

4月21・22日の東京集中講座は、「手首の使い方」をやろうと思います。

よく知られている絵ですが、手首の動きは骨連鎖で全身に波及します。

手首からの骨連鎖
なので、解剖学の基本的な手首の動き・指の動きを熟知しておく必要があります。

手首の動き・指の動き

手首の動きとMP関節の動きの関連性については、特によく理解しておかないといけません。

ちなみに、

MP関節 = 中手指節間関節
DIP関節 = 遠位指節間関節
PIP関節 = 近位指節間関節

足もそうですが、指・趾の動きについても、正しい理解が不可欠です。

ケガや故障に悩んでいる人の手首の動きを観察するとすぐに、「まあ壊れるよね」ってわかります。

動かしてはならない方向に動かしているからです。

当たり前のことですが、動かしていい方向に動かしていれば、そうそう関節は壊れません。

自分が正しいと思い込んでいる動きが、実は大間違いだということなのです。

そして、機能解剖学の指導者がいつも言われる台詞が返ってきます。

「いままでこうやってきたからいいんです」

そして無事、さらなる関節破壊を進め始めます。

物理学の慣性の法則は、心にも当てはまるようです。

運動の現状を、そのまま保持しようとするのです。


真面目に学び、知識を蓄えてきた人は思います。

「近道なんてない。うまい話はない。すべてを学ぶ覚悟が必要」

身体操作に、エゴが介入する余地は一切ありません。

私たちの祖先がつないできた命のリレー。

その中で洗練されてきた関節機能。

その機能性と美しさを最大限に引き出すことが、私たちが生きる理由です。

粗雑で乱暴な動きをやめて、微細で丁寧な動きを学ぶことこそ、生きるということなのです。


4月から、感情に直接影響を与える「手の所作」にこだわっていきます。

手首の使い方で、人生が変わります。

2018年3月23日金曜日

京都合宿楽しかったです~明日は薬院校・明後日は下関で足の集中講座です。

一昨日・昨日は、安部塾京都合宿でした。

2018/03/21.22 安部塾京都合宿
楽しかったです(笑)。

参加者の感想を読みながら、活動続けててよかった&続けていこうと感じています。

集合写真の私の髪の毛がナスのヘタみたいでウケました。

しあわせそうで何よりです。


明日は、薬院校集中講座で足の構造の触知=足に落書きです→詳細

明後日は、下関集中講座で歩行分析・足のケア(1部)と舞(2部)です→詳細


世の中が、「足の大切さ」と「地に足をつけること」に覚醒していっています。

その一翼を担う存在として、骨・筋肉・人体の名称と位置・付着・機能の解説に力を入れています。


今日は、薬院校で、グループレッスン&塾生講座&舞のシリーズです。

気合入れていきます!!

→ 詳細

2018年3月21日水曜日

足の骨と靭帯・筋肉と腱に触れ、機能解剖学的な作用について学ぶ

いよいよ、3月24日(土)は、「薬院校集中講座「足と下腿の機能解剖学的触知法」です。

→ 詳細

「手で足の骨や筋肉に触れて、ペンで書きこむ」という基本中の基本をやります。


先日の東京集中講座の様子です。

足の種子骨・長母趾屈筋腱・長腓骨筋などの触知と書き込み

腓骨筋・後脛骨筋・底側踵舟靭帯

足の構造を知り、実際の自分の足のどこに何の骨や筋肉があるかを把握する。

そして、精密に操作する。

それが、いちばんいい練習方法だと、ずっと信じてきました。

この世に溢(あふ)れる偽情報・誤情報に惑(まど)わされないこと。

「プロメテウス解剖学」に基づいて、学ぶことが大切だと、これからも信じます。

この美しさが、最上の理解を生むのです。

プロメテウス解剖学 解剖学総論・運動器系

「個人の感想」に基づくのは危険なことです。

なので安部塾では、プロメテウス解剖学に書いてあることの理解を深めることに集中します。

成功のカギは、「選択と集中」です。

プロメテウス解剖学を選び、集中しましょう。


御参加、お待ちしております。

2018年3月20日火曜日

美しい足が、美しい立位姿勢をつくる。

今日の塾生講座も、足の解説。

復習用画像。

扁平足とハイアーチ

開帳足と外反足
距骨と踵骨の位置関係を中心に解説しました。

外反足の人って、案外たくさんおられます。


3月のテーマは、底側踵舟靭帯。

底側踵舟靭帯

長母趾屈曲筋の意識の仕方や、足趾の可動域の調整の仕方などを解説。

大切な筋肉なので、繰り返し繰り返し気が遠くなるほど。


優先順位が高い、長腓骨筋と後脛骨筋。

腓骨筋群 グレイ解剖学より
で、安部塾における足底の引き上げゾーン。

長腓骨筋と後脛骨筋
マジックのマーキングと照合して引き上げ練習をすると、世界が変わります(笑)。


きっちり理解して、みっちり練習してくださいね♡






2018年3月18日日曜日

足の構造は扇の構造。踵骨・距骨と扇の要

プロメテウス解剖学を読んでいると、足の構造が扇と同じであることがよくわかります。

扇の要は、踵骨と距骨です。

要がゆるすぎる扇も、要がきつすぎる扇も、そのどちらもが使いにくいものです。

要が精密な扇は、美しい動きを導いてくれます。

そして、対人関係もまた、足の構造と同じだなって思います。

対人関係は扇ということなのかもしれません。

以前、とある方が「良い舞扇を見極めれるようになったら、対人関係が良くなるよ」と言われてあったのを、浅草で思い出しました。

と同時に、人は良い道具でつくられるので、美しい扇を日常的に使うことが大切かもしれないと思いました。

足の構造について学ぶと、いろんなことがよくなっていきます。