見た目にわかりやすい派手なエクササイズは人気があります。一方、地味なエクササイズは人気がありませんが、着実に体型を改善してくれます。結果が出ない理由は意外なところにあるものです。体型が崩壊している人は、体型が崩壊している理由が「いつもの自分の感覚」にあることがわかりづらい状態になっています。体型崩壊状態でしっくりくる感覚でエクササイズすると、結果的にさらなる体型崩壊につながっていくという展開です。
手指・足趾の可動性・安定性のチェックから始めて、MTP・MCP関節の機能の確認、後頭骨と上部頸椎の接続、肩甲骨の上方・下方回旋の評価……次から次に不具合が見つかるので、見つかった不具合に対して適切な対策をとる……という作業の繰り返しとなります。
アドレナリン(交感神経が興奮状態になる時=臨戦体制や逃避状態などストレスがかかった時=闘争・逃走反応、副腎髄質より分泌されるホルモン兼神経伝達物質)全開で、身体各部の機能不全を無視して運動する対価は高くつきます。回復不能な関節損傷や慢性的疼痛など、年齢を重ねるほどに、蓄積されたダメージが身体を蝕み続けることになります。
まずは、狂ってしまった身体感覚の修正に時間をかけることが肝要だと思います。固有受容感覚は手足の動きを把握する上で重要な感覚であり、相手の動きを真似たり、無意識に手足を動かすことに大きな役割を担っています。また、他にも、
①力を加減するはたらき
②運動をコントロールするはたらき
③重力に抗して姿勢を保つはたらき
④バランスをとるはたらき
⑤情緒を安定させるはたらき
⑥身体の地図を把握するはたらき
⑦身体の機能を把握するはたらき
⑧自分の身体の位置や動き、力の入れ具合を感じる感覚。
筋肉や関節に受容器があり、鍛えないでいると年齢を重ねるごとに機能低下していきます。
そこで、マラカスです。
ドレミマラカス DAISO |
PNFパターンを意識して振ります。