梶田半古『天宇受売命』 |
『神楽(かぐら)』
神宿るところ=『神座(カミクラ)』に神を招き、
降臨した神に、舞を捧げる。
神の心を楽しませ和らげる『神遊び』
神楽の祖神アメノウズメは、愛嬌たっぷりに、世の中を明るく照らす。
アメノウズメは、アマテラスが岩戸にお隠れになられたとき、
太陽神再生の舞を岩戸の前で舞い、人々の心の闇を照らした。
天宇受売命、天香具山の天ノ日影をたすきにかけて、天ノ真折(まさき)をかずらとして、天香具山のささ葉を手草(たぐさ)に結ひて、天の岩屋戸におけを伏し、ふみとどろこし神懸かりして、胸乳を掛き出だし裳緒(もひも)をほとにおし垂れき。ここに高天原動(とよ)みて八百万神ともに咲(わら)ひき。ここに天照大御神、怪しとおもひて天の岩屋戸を細めに開きて、内より告るに「我、隠りますによりて、天原おのづから闇く、また葦原中国みな闇からんを、何ゆえを以て、天宇受売は楽をなし、また八百万神はともに咲(わら)ふや」と。ここに天宇受売まうして言わく「汝が命に益して貴き神坐す、ゆえに歓喜び咲(わら)ひ楽(あそ)ぶ。」
そう。アメノウズメは心の太陽神なのだと思う。
心の太陽神アメノウズメの舞を、ロクちゃんが舞う。