■「腹式呼吸」という概念に対する批判
発声法の研究で大きな影響力を持っていたフレデリック・フースラーは、「腹式呼吸」「胸式呼吸」「側腹呼吸」「肋間呼吸」などのように型や方式に分類された呼吸法は、いずれも本来全体がバランス良く協調して働かなければならない呼吸機能のうちの一部のみが突出して働くことによって生まれる不完全で不自然な呼吸法であり、呼吸をそのような型や方式に分類することや、意識的に行われる機械的、方式的呼吸法はすべて声楽の発声にとって有害である、という見解を示している。
引用ココマデ
安部塾では、「自然呼吸」をおすすめしています。
「腹式呼吸」「胸式呼吸」「側腹呼吸」「肋間呼吸」などのように型や方式に分類された呼吸法は、おすすめしていません。
偏った呼吸パターンを自然な呼吸に戻すためのテクニックは使います。
中心軸呼吸法と名づけていますが、要は自然な呼吸です。
ためしに、『腹式呼吸 害』で、ググってみましょう。
「腹式呼吸 害」で検索 |
興味があれば、塾に来て直接聞いてください(笑)。
■吸う
→ ゆるんで、骨盤の中へ下りてきます。
■吐く
→ 締まって、内臓を上に押し上げます。
横隔膜・骨盤隔膜 |
いまでは、よく知られた知識となりましたが、鍵は大腰筋です。
大腰筋は横隔膜と骨盤隔膜と連動しています。
安部塾の身体操作テクニックには、この連動が使われています。
例えば、安部塾式の『猫⇔牛』なんかモロです。
姿勢の崩れ=思考のゆがみの多くは、このバランスの崩壊からなのです。
身体が緊張で縮んだ状態で、まともな思考ができるわけがありません。
大腰筋・横隔膜・骨盤隔膜の状態を観察すれば、一目瞭然。
自覚症状としては、息苦しくて、背筋が伸ばせない状態です。
続きは、安部塾の講座でw