2015年2月17日火曜日

みぞおちをゆるめて呼吸と動きを楽にする

今日の指導者育成で、「下位肋骨が横にひろがらない=胸椎が伸展しにくい」という話をしました。

肋骨の動き

結果、腰や首を痛めることになります。


背中を丸めて、みぞおちを固めて、反り腰全開の人が反るとどうなるか?

腰と首が逝きます(膝と足首も)。

胸椎が屈曲したままだと、横隔膜が収縮しにくくなります。

なので安部塾では、吸う息でみぞおちを解放します。


背中の下の方に、息を吸い込む感じです。

息を吸いこむ場所

そうすると、矢印部分がひらくはずです。

みぞおちの解放

吐く息で下腹部を凹ませて、吸うときも、そのままにしておいてください。

下腹部を凹ませたまま息を吸って、みぞおちをゆるめていきます。



ちなみに、この部分の角度の平均は75度(当塾塾生平均)。

75度より広い人は、吸うのが好き。

75度より狭い人は、吐くのが好き。

仙骨の前傾・後傾とも絡むので、一概には言えませんが。

※一般的には、85度説もあります。


で、みぞおちがゆるむと、上半身と下半身の動きの連動が改善されます。

滑(なめ)らかな筋肉連鎖が生まれます。

美しく、しなやかな動きです。

ケガをしにくくなりますよ~