2013年3月9日土曜日

お腹を凹ます 浮遊肋骨を締める

胸椎11・12番にくっついている肋骨11・12番

肋骨は、上から順に第1肋骨・第2肋骨の順で呼ばれ、最後が第12肋骨。

第11・12肋骨(浮遊肋骨)は、胸骨とも他の肋骨とも繋がっていない。


下部肋骨締まる・ひらく

そう。

お腹を凹ますということは、浮遊肋骨がひろがらないように締めるということ。

クビレがない・アンダーバストサイズが大きいということは、下部肋骨がひらいているということ。

ならば、浮遊肋骨を締めればいい。


下腹が凸ると、そけい部(脚の付け根)の鼠蹊靭帯が短縮硬化。

股関節の結合が浅くなり、脚部への血流が低下、冷えを誘発。

みぞおちが緊張して硬化、横隔膜の上下運動を制限。

浮遊肋骨の肋軟骨の動きが停止。


体型の崩壊と冷えと体調不良が同時に起きる。


浮遊肋骨を締めると胸(鎖骨)がひらく。

筋膜を通じて、肋骨と鎖骨は連動しているから。

ウエストラインが美しい人の肩関節はやわらかくて安定している。

お腹が凸れば凸るほど、肩関節の可動域に制限が発生する。


浮遊肋骨が固まると、胸椎12番の自由が奪われる。

胸椎12番は、上体反らし(後屈・バックベンド)や上体ねじり(ツイスト)・側屈の鍵となる背骨。

上体が反らない・ねじれない・横に倒せないという三重苦。

腕を上に上げる動作には上体の反りが必要なので、腕も上がらなくなる。

胸椎12番は、後屈・側屈・ねじりの鍵となる

さらに、胸椎12番は内分泌(ホルモン)系や内臓にも強く関係している。

体型崩壊からの体調不良が更なる体型崩壊を産む悪夢の始まり。


そんな悪夢から覚めるためには、どうしたらいいのか?

『エクササイズを積み重ねること』

それしかない。

対症療法的な小手先の対処をどれだけ重ねても、肋骨も鎖骨も胸椎も自由にはならない。


僕は、そんな風に考えている。