胸椎11・12番にくっついている肋骨11・12番 |
肋骨は、上から順に第1肋骨・第2肋骨の順で呼ばれ、最後が第12肋骨。
第11・12肋骨(浮遊肋骨)は、胸骨とも他の肋骨とも繋がっていない。
お腹を凹ますということは、浮遊肋骨がひろがらないように締めるということ。
クビレがない・アンダーバストサイズが大きいということは、下部肋骨がひらいているということ。
ならば、浮遊肋骨を締めればいい。
下腹が凸ると、そけい部(脚の付け根)の鼠蹊靭帯が短縮硬化。
股関節の結合が浅くなり、脚部への血流が低下、冷えを誘発。
みぞおちが緊張して硬化、横隔膜の上下運動を制限。
浮遊肋骨の肋軟骨の動きが停止。
体型の崩壊と冷えと体調不良が同時に起きる。
浮遊肋骨を締めると胸(鎖骨)がひらく。
筋膜を通じて、肋骨と鎖骨は連動しているから。
ウエストラインが美しい人の肩関節はやわらかくて安定している。
お腹が凸れば凸るほど、肩関節の可動域に制限が発生する。
浮遊肋骨が固まると、胸椎12番の自由が奪われる。
胸椎12番は、上体反らし(後屈・バックベンド)や上体ねじり(ツイスト)・側屈の鍵となる背骨。
上体が反らない・ねじれない・横に倒せないという三重苦。
腕を上に上げる動作には上体の反りが必要なので、腕も上がらなくなる。
胸椎12番は、後屈・側屈・ねじりの鍵となる |
さらに、胸椎12番は内分泌(ホルモン)系や内臓にも強く関係している。
体型崩壊からの体調不良が更なる体型崩壊を産む悪夢の始まり。
そんな悪夢から覚めるためには、どうしたらいいのか?
『エクササイズを積み重ねること』
それしかない。
対症療法的な小手先の対処をどれだけ重ねても、肋骨も鎖骨も胸椎も自由にはならない。
僕は、そんな風に考えている。