脊椎の炎症から癒合・強直の図 |
骨盤の炎症から変形の図 |
免疫担当細胞から分泌される『サイトカイン』という物質がある。
局所および全身の炎症反応を制御する働きがある。
炎症性サイトカインと抗炎症性サイトカインのバランスが崩れるとどうなるか?
炎症が持続し、自己免疫疾患などの疾患を引き起こす。
例えば、リウマチの場合。
関節中の滑膜組織が増えてサイトカインを多量に放出。
関節の痛みと腫れ→骨・軟骨の破壊→免疫異常が発生。
炎症性サイトカインは必要な物質なのだけれど、過剰な状態になると自己破壊的に働く。
泣いたり笑ったりという素直な感情表現によって、炎症性サイトカインの量が減るという効果。
感情表現と炎症の関係は深い。
同様の効果は、ぜんそくでも。
一般に喘息患者は、性格的には弱く、消極的で控えめ、自分を抑えるなどの気質を持つ人が多いと言われ、喜び、悲しみ、怒り、不安などの感情が高ぶると呼吸が早くなって、過換気発作を起こしたり、気道の狭窄を起こすことがあります。
症状悪化の原因のひとつに、炎症性サイトカインの産生が増えることがあるという説がある。
抑圧からくる激しい感情表現が炎症性サイトカインの量を増やしているとしたら?
逆に、感情表現ができずに鬱積した気持ちが炎症性サイトカインの量を増やしているとしたら?
抑圧から解放された穏やかな感情表現によって炎症性サイトカインの量が減ってもおかしくはない。
素直で穏やかな感情表現が関節の状態を安定させるという説を、僕は支持している。
花粉症・アレルギー性鼻炎・アトピー性皮膚炎・慢性蕁麻疹・インスリン依存性糖尿病・潰瘍性大腸炎・多発性硬化症・・・・・・
精神神経免疫学的な研究を調べてみるとイロイロ考えさせられる。