2015年4月4日土曜日

かかとが美しいことが基本です~足首と膝をつなげると身体が美しくなる

半月の型・ねじった半月の型
最近はあまりやらなくなりましたが、昔は半月をよくやりました。

美しい身体をつくるためには、足首と膝をつなげる必要があるからです。

足首は内くるぶし~脛骨(けいこつ)と外くるぶし~腓骨(ひこつ)、足をつなぐ距骨で構成されています。

安部塾の軸感覚では、『内くるぶし』を意識します。

距骨

足首をしっかりつないでいるのは頸骨~距骨。

腓骨は、そっと添えるように外側につながっています。

頸骨~内くるぶし側で体重を受け止めると軸が安定します。

軸が外側にずれると、動きがきたなくなり、身体が醜くなります。


かかとまわりがガサガサに荒れるとか黒ずむとかしてるので、すぐにわかります。

軸が安定している人のかかとはキレイです。

足首の動きが良いので、血液・リンパ液の循環がいいからです。

力づくで勢いで動いている軸が崩壊した人のかかとはきたないのです。


四つ足動物のかかとは華奢な構造で、地面にはほとんど接しません。

直立二足歩行するために強くなったのが、人間のかかとだと考えています。

頸骨~距骨~踵骨への関節連鎖ができると、足底のアーチがつくれます。

見惚れるほどに美しい土踏まずが出現します。


きちんとした身体操作ができているかどうかは、かかとと土踏まずでわかります。

名刺やフライヤーの肩書きに惑わされずに、かかとと土踏まずを観察する。

そうすると、身体操作の達人を見つけることができます。

ちなみに、足首が使えないと足底筋膜がおかしくなり、仙結節靭帯が固まります。

仙結節靭帯

仙結節靭帯が固まると、尾骨がゆがみます。

尾骨は脊柱のバランンサーとして機能しています。

尾骨がゆがむと、立ちバランスができなくなります。

軸が傾いてしまうのです。


足首って、大切なんですよ~