僕のヨガスタイルは、『ひきしめるヨガ/やわらかくなるヨガ』に集約される。
結果重視の実利主義。
健康的で美しい心身の維持増進を目指す。
プロセス(過程)志向ではない。
瞑想・冥想や呼吸法やシャバアーサナ(屍のポーズ)などは、クラスではやらない。
『心身一如』だと考えているので、きちんと身体をつくればいいと思うから。
※心身一如
仏教で、肉体と精神は一体のもので、分けることができず、一つのものの両面であるということ。▽「身心」はからだと心。「心身」とも書く。「一如」は真理はただ一つである意。「一」は不二、「如」は不異の意。異ならないこと。「心」は「しん」とも読む。
誰にでもできるように、難易度が高いポーズはやらない主義。
必要以上に関節可動域をひろげさせる気もない。
ケガをさせたくないので、危険なポーズもやらない。
『バランス系ポーズ』や『壁を使ったポーズ』は多用するけれど。
『難易度が高いポーズを攻略していく』というスタンスもとらない。
ポーズのコレクターになる気はないから。
限界をクリアしていくのは楽しいものだけれどね。
それを目標にするつもりはない。
こだわるのは『体型』。
『体型には、心の状態が正確に投影されている』と考えているから。
金剛般若経(Vajracchedika-prajnaparamita-sutra)的な意味で。
『すべての物の本性は無相=仮に名づけられたもの』という理解。
なので『坐相(aspect)』を重視する。
坐った姿勢に、その人の内面が出るから。
この記事を読んでみて欲しい。
→≪断想 19≫ 全一の坐禅(2) 身・息・心の全一性
僕も、この感覚でやっている。
本気で体型を整えようとすれば、必然的に心と呼吸も整う気がする。
いやしかし、言葉では伝わらないな。
やはり『生』で体験してもらうしかない。